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ストーカー1

作者: 齋裕有

あなたは誰を信じますか?

私は最近、ストーカーらしきものにあっている

一週間前から非通知で家の固定電話に無言電話が何度もきた

昨日は着替えの写真が送られてきた

今日は家の窓が割られ、私の下着がとられていたり、日に日にエスカレートしていった


もう……警察に届けるからな


彼女の彼氏が我慢できずに口にした


「ねえ、気分を悪くさせたのなら謝るわ、ごめんなさい!でも、ご近所さんに知られたら恥ずかしいし、なんだか余計エスカレートしちゃう気がするの、だから、だから、言わないでほしいのよ」と私は訴えた



じゃあ警察に言ってすぐ犯人を捕まえてもらえばいいだろ、と彼は簡単なように言う


そんなことできたら苦労しないわよと思ったけど、もう彼を止めることはできなかった……


彼が警察に電話をかけ、一時間後、警察官が二人きた



そして、彼と警察官は10分ほど話をしていたかと思うと、私のところに寄ってきたのは警察官二人だけだった

「話は署のほうで……」


え?どういうこと?

私もここで話をするだけでいいじゃない?

わざわざ警察署の中で話すようなことなんて……


もう、やめろよ!

私が話をしているのを遮るように彼が叫ぶ


お前なんだろ?

全部お前がストーカーにみせかけてやってんだろ?

もう見苦しいからやめてくれよ、頼むよ


何を言ってるの?!

私は、彼が何を言ってるのかわからなかった


俺、知ってるんだぞ、その着替えの写真!

俺が撮ったやつだぞ?

それをお前にだけあげただけだから、他に誰か持ってるはずがないんだぞ!

つまり、お前がストーカーにみせかけて自分に自分の写真を送りつけてたんだろ?

もう怖くて俺、一緒に住めない




……ということで、後の話は署のほうで……

警察官二人が私の腕を組むようにして、車に乗せようとしている

「ちがうの!ねえ、待って!お願い待って!」

彼女の声は彼には届かなかった



バタン

車のドアがしまり、彼女は行ってしまった




「あー怖かったなぁ」

彼がつぶやく

「もう少しで俺が彼女をストーカーにしたててるのがバレるとこだったぜ」


ニュースでやってる凶悪な事件

意外にも犯人は近くにいたりしますよね


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