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 翌日のことです。おばあさんは、お腹を壊していました。

 痛いお腹をさすりながらフジを見にいくと、フジは鳥かごの隅でじっとしていました。いつもより水っぽいフンが、鳥かごにこびりついていました。


「……あんたもおなかの調子が悪いのかい。奇遇だねえ」


 おばあさんが苦笑すると、フジは「ぴい」と鳴きました。



 それからというもの、不思議なことが続きました。おばあさんの体調が悪くなるとフジも体調を崩し、おばあさんが元気なときはフジも元気になるのです。おばあさんが何も食べないときは、フジも食べません。おばあさんがよく眠れたときは、フジもよく眠ったようでした。


「もしかして……」


 そこでようやく、おばあさんは気付いたのです。


 自分とフジの体が、『つながっている』のだということに。



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