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 目が覚めると、おばあさんは病院のベッドに寝かされていました。やってきた看護師さんに、自分が倒れてしまったことや、しばらく入院しなければならないということを教えてもらいました。


 元気になったらすぐに退院できますよ、と看護士さんは笑顔で言います。

 けれどおばあさんは、自分はもう長くないのだと、分かっていました。


「フジはどうしているんだろう……」


 看護士さんに聞いてみても、分からないと言われてしまいました。


 誰も帰ってこない家で、フジはひとりぼっちなんだろうか。


 夕方になっても夜になっても、おばあさんはフジを迎えに行けません。

 真っ暗な病室で、おばあさんはフジのことばかり考えていました。



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