あなたはカレーに“ミニ四駆”を載せている
ソーセージカレーは邪道。カツカレーは至高の食べ物。
そんな僕の偏見を理論的にまとめ、あなたがカレーに“ミニ四駆”を載せていることを証明し、あなたを救うエッセイです。
たまに、ソーセージカレーというメニューがある。意味がわからない。
というのは、カレーとソーセージは別々に食った方が美味いからだ。
ソーセージという食べ物は燻製してあるので、独特の味わいがあるのだが、それゆえに他の料理と合わない。
そのままマヨネーズでもつけて食べた方が美味しいのだ。
ナポリタンスパゲティみたいに、切ってから中の旨みとか味を出していって調理するならまだしも、美味しい。
ソーセージを最後にポンとカレーに載せるという、ソーセージカレーはカレーとは味わいが別個すぎて、本当に意味がわからない。
バラバラな味がする。
極端な話、カレーにミニ四駆が乗ってるのと同じである。
全然ちゃうやないか、と思うかもしれないが、そんなことはない。
極端な話ではあるが、楽しみ方がバラバラなものをカレーの上に載せてあるという意味では全く同じだ。
先日初めて入ったカレー屋さんで“ソーセージカレー”というメニューがあったので、僕は敢えて頼んだ。
そして、ソーセージだけを手に持って“ぶーんぶーん”と口で言いながらテーブルの上を走らせるジェスチャーをした。
あなたがやってることは「カレーにミニ四駆載せてるのと同じですよ」というメッセージである。
店長は黙ってそれを見ていたが、“ソーセージカレー”と書かれた木の札のメニューをスッと外して、僕に「ありがとうございました」と深々とお辞儀をしていた。
僕はウィンクをしてからカレーとソーセージを別々に食べた。本当にいいことをした。人の役に立つって気持ちいい。
世の中のためになるように、色んなカレーについて、ありかなしか、ここに一覧をまとめてみたいと思う。
“カツカレー”
あり。至高の食べ物。
カレーにカツを載せたメニュー、ではなくカツカレーという一つ次元の高い食べ物なのだ。
“ハンバーグカレー”
カレーにミニ四駆が載ってるのと同じ。ふざけてるとしか思えない。
同じ作者とは思えない。
カレーを作った作者が死んで、関係ない奴がハンバーグを載せたに違いない。
別々に食った方が美味い。
“たまごトッピング”
あり。たまごとカレーライスのハーモニーが素晴らしい。最高!!!
“ゆでたまごトッピング”
カレーにミニ四駆乗ってるのと同じ。
完全にふざけてる。二代目のアホの仕業。
生卵の状態なら美味しいのにわざわざ手間暇かけて劣化させている悪魔の所業。
“ほうれん草トッピング”
美味しい。見た目も緑が入ると鮮やかだ。
と言ってもらえると思ったら大間違いで、カレーにビックリマンシール入れてるのと同じ。ふざけてる。
“ちくわトッピング”
旧約聖書に出てくる罪のひとつ。“カレーにちくわをトッピングすることは神をも畏れぬ大罪”とヨシュア記に出てくる。
救いようがない。侵略されて当然。
“チーズカレー”
美味しい。デフォルトでチーズ入っててもいいぐらいである。
カレーと言えばチーズカレーのことやろ、みたいにそれが当然になる豊かな世の中にするためにも、選挙には行かないといけない。
“納豆カレー”
大好き。美味しい。
カレーといえば、普通に納豆が入ってて当たり前、みたいな日本を実現するためにも、選挙に行かないといけないのだ。
“茄子カレー”
美味しい。最高。
茄子ってなぜ子供の頃嫌いだったんだろう。
カレーに入れるとこんなにも美味しいのに。
“じゃがいもがゴロゴロと入ったカレー”
なし。ミニ四駆がゴロゴロと入ってるのと同じ。
と思ったら大間違いで、あり。これぞ家庭のカレー。じゃがいもが美味しいのである!!
さて。みなさんはどんなカレーが好きですか?
何を載せても自由なところが僕はカレーのいいところだと思います^_^
芸人、ネタ作家、短編小説家。“理系の変な奴”は自分で髪の毛を切ります。それが私。ついでの用事が二個ないとお墓参りに行かないです。
Twitter、noteなど色々やってます。




