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春の季節

春と言えば、恋の季節。


りくのおばあちゃんとの禁断の恋は果たしてどうなるのやら汗


家の中で大声が響き渡る。


りく、今から買い物に行くよ!


僕、行かないよー!


そぅ、行かないのねー


しーーん


しばらくすると、


部屋の引き戸をスゥーと少しだけ開け、こっちをのぞき見をする。


だ、誰と行くの?と突然聞く。


おばあちゃんと(笑)


すると、すぐに


僕、い、行かないよー!


あーああっ、

おばあちゃんと一緒にデートに行けるチャンスなのにねっ。


おばあちゃん、ガッカリするよ。


行かないったら、行かない。


すると、


いつも明るいはずのお母さんの表情が変わる。


りく、、、


そろそろ、桜が綺麗に咲き始める頃よね。


僕、行かないもんねー。


りく、実は、りくに話したい事があるのよ。


聞かないもんねー。


直ぐに耳を塞ぐ、りく。


りく!!


しかし、りくは、コレからの話を聞いて突然、突然涙をこぼす。


そして、衝撃を受ける。


りくー、


黙って聞いててね。

おばあちゃんとおじいちゃんが初めて知り合ったのも、桜が綺麗な季節なのよ。


ふぅーーん。


その日は、満開の桜の木の下で、マリアおばあちゃん電動車椅子に乗りながら、桜を見ててたのよ。


すると、りくが?


電動車椅子?


お、おばあちゃん、怪我をしてたの?


ううん。


おばあちゃん、りくには、黙ってたけど、


おばあちゃんは、りくやお母さんがまだ、生まれる前。


世界は、魔物と戦争をしていて。


マリアおばあちゃんは、若い頃。


世界を、平和にする為。


たったひとりで、負けると分かっていた、

魔神、魔物達に勇敢に戦いを挑み、


そ、、そ、、、、そして、


お母さんは、突然、目から、涙を流し、泣き出す、


お、おばあちゃん


ポロポロ、ポロポロ。


お、おばあちゃんは、


たったひとり、ひとりで、、、


ポロポロ


何千の魔物達の戦いに挑み、


そ、そして、お、大勢の魔物達に囲まれ、捕まってしまい、


すると、りくが真剣な顔つきに。


と、とても、は、恥ずかしい事、酷いこと、をされてしまったのよ、、、


お、お、おばあちゃん、ど、どんな事されたの!!!?


、、、、、、、、


お、おばあちゃん、どうされたの?


おばあちゃん、可哀想!!


10歳のりくでも、勘づいた様だ。


だから、


お母さんは、ねっ。


お母さんは、涙目で、りくの目を真剣に見て、


だ、だから、ねっ、マリアおばあちゃんを嫌いにならないでほしいの。


おばあちゃんの事、本当に好きなら、好きだとはっきりと伝えてあげて。


おばあちゃん、きっと喜ぶよ。


分かった?


りく。


ヒック、ヒック。


ご、ごめんなさい!お母さん!!ヒック!


お母さんにゆっくり抱きつく、りく。


それからねっ。


それから、

おじいちゃんと出会い、

おばあちゃんは、たくさん、たーくさんの恋愛をして、お母さんが生まれ、そして、りくが生まれたのよ。


つづく


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