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マリアおばあちゃんの一日

す、すみませーん!


マリアさん!マリアさん!


マリアさん宛の手紙ですよー!誰も居ませんか?


家の玄関まで歩いて、ソワソワする、新人郵便配達員


居ないのかなぁ?とモジモジした声。


すると、突然、家の奥から、、、、


はーい!


今行きます!と女性の声。


よっこらせと腰をあげると、あたたた。


ポキ、ポキポキと腰の骨が鳴る。


すっかり歳をとって、おばあちゃんになったマリア。


女性

家に入って来てー!!、、、今、手が離せないの!





現在、マリアの住んでいる家は、高台の海がすぐ近くの一軒家。




砂浜には、犬の散歩をしてる人、ランニングをしている人、


さすがに朝はやいのか、お目当てのピチピチギャルは、居ませんでした(*^^*)


パンパン


洗濯物をパンパンと鳴らしながら、干している女性


すると家の中から、


チーーン!とパンの焼けるトースターの音。


ちょっと焦げた、パンの香りがしてくる。


あああああぁぁぁ!!


タタタタタタッと大きな足音が廊下中、響き渡る。


女性が慌てて、パンを素手で、トースターから取り出す。


あちちちと咄嗟に耳たぶを摘む女性。


テーブルの上には、ベーコンエッグ、サラダ、コーヒー、オレンジジュース。


コーヒーカップからは、湯気が出ている。


どうやら、温かいコーヒーの様だ。


マリアは、スっとコーヒー入りのカップを、鼻の傍へ


うーーーん、と首を軽くフリフリ、実にいい香り。


そして、マリアは、ゴクッとひとくち、


すると、マリアの鼻の穴からコーヒーの、香り、湯気が溢れ出す。


う、ま、い!


コレがマリアの毎朝の日課、まったりタイム。


すると、突如、マリアの目の前に、手がすぅーと伸びる。


コーヒーの、中には!!、、、と怒りながら。


マリアが居るテーブルの直ぐ近くにいつも置いてある、


おしゃれな飴玉の瓶から砂糖を1粒。


スっと、トングでつまみ。


もうひとつのコーヒーカップの中へ、


ぽとっん!


女性は、ゆっくりスプーンでカラカラと50回ぐらいかき混ぜる。


お母さん!!わたしは、甘党だと知ってるでしょう?!


入れて置いて下さってもいいんじゃないの?


しかし、マリアは、只管コーヒーの香りを嗅ぎ、冷静な対応。


すまんのぉーw


すると、今度は、トーストしたパンを突然、パクっと。


男の子


むしゃむしゃ。むしゃむしゃと食べる。


こーーらw


頂きますは、言った?

年齢は、30代ぐらいのその女性。その子を小声で叱る。



その子の耳元で

おばあちゃんを怒らせたら、怖いよwと男の子を脅すw


すると、慌てて小学生ぐらいの男の子が椅子に正座座り、

行儀良く食べだす(笑)


この子は、マリアの孫。


名前は、りく。


マリアは、いつも朝食のパンを少し残し、庭に出て、

スズメ達に与えていると、


行ってきます!と、元気な声。


マリア

はい、行ってらっしゃい。気をつけて行って来るんだよ。


女性

家の2階のベランダからも、行ってらっしゃいの声。


つづく


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