魔法使いの掟。
ピカッ、ゴロゴロ。ピカッ、ゴロゴロ。
外は、土砂降りの雨。
窓ガラスに、水滴が、、、
ポツ、ポツポツ
窓ガラスに、すーっと、指先をあてるマリア。
すると、突然、はぁー、と、窓に息かける。
ふたりは、
いつものデートの帰り道、服が雨に濡れてしまったのか、、、
サァーと、シャワーを浴びる音。
時計の針は、夜中の12時を指す、
しばらくすると、
ふたりの居るはずの真っ暗な部屋
その部屋の木製べットが
ギシッ、ギシッ!
何度も、何度も。
ギシッ、ギシッ!と何度も激しく揺れる。
しばらくするとカミナリがピカッと光る、、、、、
翌日
次の日の朝、雨はすっかり止み、
彼氏とのデートから帰ってくるマリア。
白米もう1杯
おねぇちゃん!!泊まりなら、泊まりで、連絡してよね。
ぷんぷん!ぷんぷん!
何してたの?!
おねぇ、、ちゃん?
白米!!!!
はっ、はっ、はくまいー!!、と突然、泣き出すマリア。
目を真っ赤にしてずっとずっと泣き続ける。
どうしたの、おねぇちゃん?
マリア
ま、ま、まほう、がねぇ、、、ヒック、、
まほう、、、、ヒック、ヒック
どうやら、マリアは、自分が魔法を使えなくなっている事に
気がついて、泣いてたようだ。
何度も、何度も呪文を唱えても、何も起きないの!!
シーーーン、、、、
ほら、
何も起きないでしょう。
白米もう1杯
ど、どうして?
何度も、何度も呪文を唱え続けるマリア。
昔、魔法学校で教わった魔法使いの掟を思い出す白米。
白米もう1杯
はっ、、、まさか!?
おねぇちゃん、魔法の掟、忘れたの?!
うーん?
魔法使いは、こっちの人間とは、結ばれては、いけないのですよ。
えーーーーー!!!!!
それから、数年の月日が流れ、
マリアは、小さな男の子と一緒に歩いている。
今日は、白米おばちゃんの家にお出かけだよ、とその子に言うと、
やったーーー!!
どうやらこの子は、マリアの子供のようだ。
マリアは、いつものイタズラは、しちゃ、ダメだからね!!
そう言うと、向こうから男の子と同じぐらいの可愛い女の子が歩いて来ました。
その女の子は、ひらっひらとした、ミニスカートを履いて向かって来る。
するとマリアの子供、男の子が突然、風さん、風さん、風を起こして、と小声で言うと、
その子のスカートがひらひら、ひらひらと揺れはじめる。
女の子が、エッチ!!と大声。
コラ!!イタズラしちゃダメでしょう、とマリアがおこる。
ごめんなさいね、と女の子に謝るマリア。
更にマリアにおしりペンペンされる、男の子。
すっかり母親になったマリアであった(笑)
つづく




