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親友との別れ

マリアは、病院の休憩室で子供向け絵本を読んでいると、、、


とても背が高く、

歳は、高校生ぐらいの

色白肌の少年が


よっ、おはよう!


病院に入院するのは、はじめて?


マリア

なになに、ナンパ?!


少年

あっ、失礼しました。マリア様。


突然、ビシッと敬礼。


私を知ってるの?


知ってるも何も、マリア様は、超有名人だから、

病院内で知らないかたは、いないと思うよ。


マリア

そうなんだ!汗。なんか恥ずかしいなぁ。


少年は、話しによると、この病院で1年は、入院してるそうだ。

少年の病気は、過去の事を思い出すと頭の中がパニックになり、

発作が出てしまうんだ、と笑いながら言う少年。


そして、

自分の事を赤裸々に話してくれた少年は、

マリアに安心したのか?!

更に話しが盛り上がり、

マリアは自分の病気、記憶喪失の事について話すと、

少年は、

じゃ、俺がマリアさんの事について話すよ、と言ってくれ。

なんたって、有名人だし。

そぉ言って、病院内で大声で話し出す。


例えば、数千の悪魔達とひとりで戦った事。


魔法学校では、素晴らしい成績を収めた事。


ちょっとおっちょこちょい。


とても泣き虫。


負けず嫌いで頑固。


おーい、おい、若者よ!!!

私って、一体。

いじりもちょっとはいっていた(笑)。


しばらくの間、少年とふたりで、あはは、大声で笑っていた。


すると

突然、太陽が、雲に隠れ、薄暗くなる。


少年は、

すっと突然立ち上がり、ふぅ、とゆっくり息を吐き、深呼吸。

ゆっくり丁寧語で話し出す

実は、

私、魔法学校で昔、

まだ子供だった頃、

教師をしてくれた恩師を目標に特殊部隊に入隊しました。


すると長い沈黙がつづく、、、、


少年は、ガラス張りの窓の方へ立ち、

ずっと外で遊んでる子供達を見て、、、


空へ向かって


敬礼!!


少年のその手は、震え、


マリアは、少年の目から大粒の涙が流れるのが見えました。


実は、マリアさん、私の親友、仲間も悪魔達の呪い声に殺られ、

とても耐えきれずに

自死してしまった事を私に丁寧に話してくれました。


親友は、とても責任感があり、

魔法学校の先生だった親を持っていました。

きっと、友は、先生の責任感を受け継いだのだろう、、、


しかし、

数年前、

親は、魔神との戦いで、、、、


マリア

戦いで?!な、何?!


少年は、えっぐえっぐと声を出し、泣きながら、一生懸命話してくれました。


だから、


はぁ、はぁ、


俺は、

先生と親友の


はぁ、はぁ、


かたきを打つ為、特殊部隊へ入隊したんだ。


少年は、とても苦しそうに、はぁ、はぁはぁと息をしていた。


看護師が慌てて、大丈夫ですか?と大声。


もう1人の看護師がビニール袋を持って来て、

ゆっくり横になりましょうね、と看護師達が優しく声を掛け。


少年は、最後にマリアさんへ

お互い頑張りましょうの意味で、手を振って、

自分の部屋に戻って行きました。



マリアは、どうして魔神は、こんなにも人間達に酷い事をするの!!


マリアのいかりの声。


夕食の時間

病院のベッドでバァッと、掛け布団を被り続けるマリア。


白米もう1杯

おねぇちゃん!!何してるの?


マリア

現実逃避!!


白米もう1杯

一緒に強くなろうね。


マリア

、、、、、、う、うん!!


つづく


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