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この世界は、夢か、現実か

マリアは、時々、この世界が、

夢か、現実か、

分からなくなる事がある。


それは、どうしてか?と死にものぐるいで考え続ける。


毎日のように、悪夢ばかり見るマリア。


マリアは、永遠に目を開けながら眠り続ける、、、


キャハハハハーー!!


マリアは、

真っ暗闇の暗黒空間から

悪魔達の不気味な呪声だけが聴こえてくる。

死ね、殺す、自死を煽る声。

とても恥ずかしい話。

秘密な話も全て読まれている。


そう、まるでマリアの心を丸裸にされ

常に全て見られている様に。


神様

悪魔達は、はじめは肉体的に攻撃するのではなく。

まずは、

獲物を、真っ暗な空間から、あらゆる方向、位置、距離から、

呪いの話術を巧みに使って、

じんわり、じんわり精神を崩壊させようとする、

まるで、精神の拷問の様に、

マリアの

こころを

崩壊させようとしてくる。


マリアは、何日も、何日も、必死に耐え続ける。


しかし、呪声は、ずっと、ずっと、、、、続く、、、


ギヮハハハー!!


死ね!死ね!


お前なんかクズ!!


マリアは、どんな強力な魔法攻撃で戦っても、戦っても、

暗闇の中では、全くの無意味。

数百、数千の悪魔達の呪声は、

全く消える事なく、一切途切れず、衰える気配なし。


更に、

永遠にこの世界から逃げられないぞ!と不安を煽り。

更に、更に、精神的な苦しみを与える悪魔達。


ギヮハハハー!!


マリアは、

ひとりぼっちの世界で、


もがき、


苦しみ、


哀しみ、


それでも悪魔達の声だけと戦い続けるマリアである。


はぁ、はぁ、はぁ。


その苦しみは、


人間達のイジメ⁉️

そんな辛さのレベルを、遥かに超える、マリアを自死に追い込む声。


遂にマリアは、悪魔達の戦いに、敗れ、捕まえられてしまった。


人間のこころを失ってしまったマリアは、

悪魔たちに

拷問椅子に座らせられ、

よだれを垂らしてた、数千の悪魔達に、、、


ギヮハハハー!!


マリアの肉体は、バラバラに崩壊


魂だけとなる、、、


マリア

泣きながら、

はっと、

病院の個室のベットから、

目覚めると、


夢だったと、安心感のあまり。


マリアは、

はぁ、はぁ、と過呼吸、

体もガクガクと震え、

涙も流れだし、全く止まらない。


やっと、現実の世界。

悪魔達の、呪声から解放されると、、、


しかし、

不安になったマリアは、まだ怯えた声で、


ここは、どこ?


と一言。


すると、やはり、また辺りが真っ暗になり、


不安、恐怖のあまり。


マリアは、悲鳴をあげる!!


しかし拷問椅子に座っている、マリア。


身動きがとれない。


ガタガタ、ガタガタと施錠に力をいれる。


無駄、無駄と、悪魔達。


ギャハハハハハーー!!と笑う悪魔もいる。


ここは、まだ悪夢の世界。


ギャハハハハハーー!!


あまりにも、大きい呪声だったので、


マリアの頭の中は、いかりと興奮で壊れそう。


我慢の限界。


鼻血がたらりと出るとキィーーンと耳鳴り。


拷問椅子の上で暴れるマリアは、猛烈な興奮から逃れたい為、


目を閉じる、マリア。


しかし、また直ぐ目を開ける。


また、目を閉じる。


三日三晩それを繰り返し。


マリアは、いつの間にか、目を開けながら眠っていた。


マリアは、辺り、真っ暗な、

地の果ての湖。

そして水面の真ん中。

ひとりで浮かんでおり、

月明かりを頼りに、廃人の様に水面を歩き始める。


マリアは、

一生懸命、前へ、前へ、

しかし、歩いても、歩いても、

足が沼に沈んで、前に進めない。


後ろから、また、悪魔たちの呪声が聴こえてくる。


あせる、あせる、あせる、マリア。


更に逆風が吹き、


キャハハハハーー!!


目の前が突然、真っ暗になり、


また呪声の世界に逆戻り。


マリアは、とても怖く恐ろしい夢を、

見てるのだと思いました。


何十回いや、何百回も悪夢を体験したマリアであった。


444回目


すると、遠くから、


マリア!


マリア!!


マリア!!!と何回も聴こえてくる。


何故か、とても、懐かしく優しい声。


マリアよ!!五感に頼るのでは、ない!!


テレパシーを使うのじゃ!!


テレパシー?


誰ですか?


ワシじゃ!神様じゃ!お前の父じゃ!


マリア

しかし、五感を使わない事は、死をイメージするのですが?


自死、死ねって事ですか?


大丈夫じゃ!


ワシを信じろ!!


お前は、ワシの子じゃ。大丈夫!


ダメ!!!


それは、魔神の声よ!!


信じちゃダメ!!


今度は、死んだはずの母の声。


一体どっちを信じれば?


更に

悪魔達の呪声は、死ね、死ねと何度も言う。


マリアは、真っ暗闇で、じっとして、何も出来ずにいた


だんだん、眠気が襲って来た、マリア。


疲れきったマリア。


ガクッと気絶する様に眠る。


そして、しばらくすると。


すると!!

突然目の前に女性の魔法使いが現れ、

大丈夫ですか?


マリア様!!


貴方は、誰ですか?


私は、はく、、、ま、、、、完全に気を失ったマリア。


つづく


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