番外編 大規模クラウン"ノア"入団試験 三十二
ユウコ「立て〜!負けんな〜!」
応援というのが俺今まで謎だった、集中力を邪魔する為にわざと大声を出す作戦もあるし、逆にいらないのではないのか?と思ってた。
これなんだ…応援の真価は。
絶望の淵沈みそう時に、恐怖という崖に手をかけた時に
真価を発揮する。
膝に手を付き、上体をおこす。
息を吐き、真っ直ぐ相手を見る。
レイン「なんで…笑ってる……」
俺は今笑っているのか?
俺「さぁな」
意識の深みへ潜る、血も出てる、息も絶え絶えだ。
なのに…なのに俺は今
最高潮だ。
俺(スキル発動 跳躍者 駆ける者 ステップ オブ ダンス 地飛 衝撃波)
世界を跳ねる、限界という壁が
壊れる音がした。
レインの背後をとる、後少しで剣が肌に接するところで受け止められる。
地を蹴る。
見える…見えるぞ
世界を上から見下ろしたような…ユウコの表情、観客の行動。
死角が視角へと、置き換わる。
今度は正面から激突しようとするも避けられる。
答えのない答えを1つ考えた。上へ行くほど忘れる答えの1つを。
右手の剣を投げ、地を跳う俺。
レインは正面から来る剣を受け止めるだろう、だが俺は背後へと回る。
過去の俺と今の俺からのダブル攻撃。
俺(スキル発動 スラッシュ)
応えたいんだ、かけがえのないたった1人の期待に。
剣が天才へ届く直前、天才が咆えた。
レイン「王剣!」
何が起きたか分からなかった、何をしたのか…何をされたのかさえ。
分かるのは1つ
俺は負けた。
地に横たわり、青を見ている。
俺「あ〜、空…晴れてんな〜」
まったく…主人公が負ける時は雨が定石だってのに。
俺「くっそ」
俺の剣は…
俺「届かなかった…」
レイン「いや」
近づいてくるレイン
レイン「届いたさ」
頬から血を流すレインがいた。
込み上げてくる何か。
俺の剣は…やつに…天才に届いたんだっ!
そして俺は
気絶した。
見て下さりありがとうございます!
あと三話で番外編ラストです!
そしたらまた本編に戻りますの!
ではまた次回に!
追記すいません…まだ長くなります(泣)




