番外編 大規模クラウン"ノア"入団試験 二十六
空気が重い…というより何か嫌な感じだ。
俺達、受験者を見る目が…痛いというか異物をみるような…そんな視線が注がれる。
やめてよぉ…そんな目で見ないでよぉ…アイツだけなんだって…あんな事出来るの…
上に行くほど力の差というのは小さくなる。ましてや三大クラウン"ノア"の一次試験通過者だぞ!?
こんなにも力の差があるなど前代未聞だ。
そして、そんな男の次の対戦相手はあろう事かこの俺だ。
今から遺書の用意でもしとこうか。
ユウコ「どげんしたと?そげん汗かいて」
俺「いや、さっきの見て分からんかったんか」
ユウコ「ん〜、確かにあれは驚いたばい!」
明日の事が気になって、試合観戦に全然集中出来ない。
これほどまでに明日が憂鬱なのは初めてだ、前世の日曜日の布団に入った時より憂鬱だなんて…こんなのこの世にあったのか…
ユウコ「…リュウト」
俺「ん?」
ユウコ「棄権したほうが…イイんやない?」
俺「え?」
ユウコ「リュウトがあんな風になったら…」
ユウコにいつもの笑顔はない。
ユウコ「うちは嫌や」
凛とした声にあてられ、自然と背筋が伸びる。
俺「出させて頂きます」
ユウコ「…そっか」
瞳の奥に憂いを残しながら、いつもの笑顔に戻る
ユウコ「じゃあ、うちは応援するだけやなぁ」
また、ご飯を食べるユウコ。
自分より他人を心配するユウコにクスッと笑ってしまう。
彼女の驚く顔が見たいものだ
見て下さりありがとうございます。pt、ブックマークをして下さった方、ありがとうございます。これからも定期更新をしていきますので、長い付き合いになれたら嬉しいです。ではまた次回に!
コソコソ話
対戦表は野球のトーナメント戦と同じで、勝ち抜け式です。なので不利な相手、有利な相手と闘うがありますがこれはあくまでもアピールの場ですので、試験管達はどう対応するかを見てメモしているらしいです。




