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完璧な君と足のない僕  作者: 杯 朱
10/13

共感者探し

今日小椋君を遊びに誘ってしまった。


今までの人とは違う感性を持っている彼なら私を受け入れてくれる。


彼の足のことを受け入れてしまえば猶更だ。


そうきっと、きっと必ず,,,


なんて考えを張り巡らしながら教室に向かっていると鈍い打撲音が聞こえてくる。


何?喧嘩でも起きてるの?なんて思いつつ恐る恐る近づくと慌てている声が聞こえてくる。

どうやら二人が焦って止めようとしているらしい。まずいよ、やめなってなどだ。


どうやら三人で固まり一人を話しかけてその内一人が我慢できなかったて感じかな。


どうやら私には関係ないし先性でも呼ぶかな。そう思い教室から離れようとした時聞きなれた声が聞こえた。


『疲れたんだが…ガ八ッ』

はっとなる。間違えない小椋君の声だ。


まさか私が今日誘ったから?いや間違えないそれだ。

自分で言うのはなんだが、私はまあまあ可愛い。今日誘ってしまったからか

こうなるとほっと置けない。


なんて思いつつ教室に体をクルっと向けて扉を開けようとした時今まで聞こえたことのない声が聞こえてきた。


『なんだこいつ。はぁはぁ血が出てるのに全然辛そうにしてない。

 まあこんな顔ならっ!?』

そこまで言ってそれを遮るように誰かの大声が聞こえた。


「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う

違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違」


誰の声だ?しかしその答えは意外とすぐ分かった。

小椋君だ。


この症状は,,,


彼は思ったより私をわかってくれそうだ。


私は仮説を確実なものにする為に教室のドアを開いて教室で血まみれになり車いすから降りて、頭を抱えて何から批判されているのを恐れているような体勢をした小椋君に向けて、期待するように、問う様に、


「貴方もなの?」


彼はその声すら聞こえていないようだ。



作者のところ

どうも杯です。

今日は咲ちゃんメイン回です。

もしこの回に一個でも評価があったらまたします。

次回やっとラブコメ回

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