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揺らめき移ろうものたち

十五夜今宵月に焦がるる兎かな

作者: 黒森 冬炎

跳ねる跳ねる

曇り空

隠れたあなたに焦がれて跳ねる


跳ねる跳ねる

雨模様

見えないあなたに焦がれて跳ねる


月に住む

愛しいあなたにあいたくて

待って焦がれた逢瀬の夜に

雲は灰色涙雨



うさぎよあなたは悲しいか

あなたの焦がれる月兎

いつか降りては来るのだろうか


うさぎよあなたの想いは焼けて

煙は燻る心のうちか

見えない月にゆらりと昇る

跳ねて届かぬ月に届けよ



うさぎうさぎ

切なさは

月の光の絶えてのち

跳ねて叶わぬ

夜明けは遠く

風は寂しく

駆け抜ける


お読みいただきありがとうございました

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― 新着の感想 ―
[一言] ∀・)切ないが美しい。そんな心を絵にした感じ。心肝にどことなく響きました……。
[一言] 雲が流れた その時に  焦がれた月は 何処にか 跳ねる身空が 兎なら 私を一羽と 呼ばないで
[良い点] 残念ながら、月はみえませんでした。 切なさの中に、想いの強さをかんじます。
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