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空に嘘吐きと呟いた

作者: 善行望
掲載日:2020/12/24


  なにもないことの幸せ


  なにもないことへの憧れ


  なにもないことの不満


  なにもないことへの恐怖


  この胸に矛盾の雨は降り続く


    

  嘘つきと 空につぶやいた


  だけど


  この憂鬱な雨は 誰かの役にたっていて


  刹那い雪も 誰かの役にたっていて


  それでもやっぱり


  なにもない空は気持ちがよくて


  太陽の光はアスファルトに僕の影を映し出す


  何度も足蹴にされた影


  なにひとつ不平は言わない


  愛おしい影 愛おしい幻影


  この手で掴んで


  この腕で強く抱きしめたかった


  叶わぬ夢と知りながら・・・


読んでくださりありがとうございました。

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