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この雨が止んだなら  作者: sky
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プロローグ

去年の梅雨のある日、彼は妹の見舞いをする為に来た病院の庭で彼女に会ってしまった。

雨が降る景色の中に車椅子に身を預けた少女。ずぶ濡れになっているその異様な状況に彼は足を踏み入れてしまったのである。

「あの、大丈夫ですか・・・?」

真っ直ぐ向けていた視線を少女は彼の方に向けた。

「貴方、雨は好きですか?」

「え?」

少女は哀しげな表情で問いを投げかけた。少年は聞かれるがままに答えた。

「僕は好きですよ」

彼女は微笑を浮かべ、また視線を前に向けた。

「私は嫌いです」

その言葉だけを残し、少女は病院の中へと入っていった。


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