八幕「ある日」
「へっ、泣いてやんのおおおおおおおっ!! お前なんて死ねばいいのに。
死ねばいいのに死ねばいいのに死ねばいいのに死ねばいいのに死ね死ね死ね死ね!!」
「...あ゛、ヴ、あ゛...ヒギぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
嫌われ者の化け者の運命が創られてから、何千年―
ある田舎の家でのことだった。
周りには誰も住んで無い、そんな家で虐待という名の破壊が行われていた。
「―そこで、何してるの?」
「!!? 誰え゛っ!?」
「...ぷっ...誰え゛っ、って...キモッ、破壊魔」
「...は?キモいとか破壊魔とか、、、あんたも殺ってあげるわ!!!
...ッッああ゛あ゛あ!?」
「残念...精神破壊魔さん」
「何を゛...あ゛あ゛...お前は...何者お゛ぁ゛」
「...私は....
嫌
わ
れ
者
の
化
け
者
」
「あああああああああああああああああああああっ!!!」
血が舞い、破壊魔は倒れた。
「貴方…は…っっ?」
「さっきも言ったでしょ、私は嫌われ者の化け者。
‥ねぇ、貴方。
こんな虐待だのなんだのする破壊魔達の世界から、
抜け出してこっちに来ない?」
「…こ、『こっち』…?」
化け者と名乗る少女はニコリと妖しい笑みを見せた。
「ーっ!?」
「どう?此方へ来ない?
貴方を殺そうとしている破壊魔らはまだ沢山いる…
こっちに来て早くそいつらを壊しましょう?」
「…分かった。
殺されるくらいなら、その狂い者になるー」
「…歓迎歓迎。それじゃあ…
ー行こうか。」
嫌われ者の化け者。
別名「失敗作」。
その運命は現代、叶っている。