表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

七幕「失敗成功作の運命」






「元凶様が...亡くなった!?

...嘘、なんで元凶様まで...? だって、治療は...」





それは元凶が夜中に運命を作成した死後だった。





「...元凶様は治療はされたけど、もうダメみたいでね...

どうせ死ぬならかっこよく死にたい、って言って、その運命(ディスティニー)作成(クリエイト)

で運命を作成したらしいわ...っ」





緋羅のある知り合いの少女―莉司(りつかさ)(みずき)が言った。





「そんな...なんで...」





「狂い者の皆様には『ありがとう』と言っていました....グスッ、元凶様...」






「それじゃあ、元凶はどうなるの...?これからは元凶がいないまま過ごしてゆくの?」






「...いえ、元凶様は二代目の元凶が創られる運命を作成したのです...

ですが、その運命はいつ叶うか分かりませんので―」






「―しばらくは元凶がいないかもしれないし、

すぐ新たな元凶が現れるかもしれない―ってことですね」






「...ええ、そうです―

その運命は、家族の運命でした。

ある男女が出会い、そして結婚し―

そして子供を産み、幸せに―と、思いきや。

親はある意味毒親で―子供にとっては破壊魔。

しかもその子供は何をやっても不器用で、

親に時間稼ぎをされたり顔で判断されたり、

越したがりに嫉妬されたり嫉妬人に嫉妬されたりと―

一番の原因は親、ある意味の毒親―。



結果的にその子供はネガティブ思考の失敗作で、

世界の理に気付き、のちに天罰を下せる能力に気付き―



狂い者の二つ目の元凶―『嫌われ者の化け者』となるのです」







「...『嫌われ者の化け者』...」







「嫌われ者の化け者は破壊魔を天罰奴隷にし―

誰にでも公平に天罰を下す壊す者となるでしょう。


破壊魔を絶滅させることだって、狂い者を無限に作成することだって可能―

狂い者として最強の―失敗作でもありながら狂い者としての成功作―」








恐ろしくも哀しい―嫌われ者の化け者





                    化

    



 

哀                          強 

             死                           散

                     血

      弱 

                                壊                           殺

 

  怖                     忌              恐



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ