二幕「有能ハンター」
―緋羅がハンターとしてデビューして3日。
―緋羅はハンターとしても有能で、
材料もどこからともなく見つけてくる有能な狂い者だった。
*集会にて*
「すごいぞ、緋羅殿。これだけ材料があれば初作品も直せそうだ!!
他の狂い者もよく頑張ってくれた。これからも皆で協力してみんなで助け合って、壊していこう!!」
「げ、元凶様...!」
「よかったじゃん、緋羅さん。やったね。やっぱ緋羅さんはすごいよ」
「ありがとう、ハルクさん...」
集会後― 元凶は狂い者機械姉妹の修正作業に入った。
「―さて、これて完成だ。これで完璧だな―っ?」
「確実に完璧なのに―・・・なぜそのままに!?」
「な、何故だ、、、結構材料を使ってしまったのに―だが緋羅殿の行動を無駄にするわけには...」
「元凶様、もう一度やってみましょう」
「あ、ああ」
―だが、何故か何度やっても修正できることはなく、材料が無駄になってしまったのだった。
「...何故...何故...」
「なにか不具合が起きてるわけでもありませんし...」
ドンドンドンドンッ
「!? なんだっ!?」
「「ねぇねぇねぇええええええ」」
「な、何故破壊魔達がここに溢れがえっている!? 門番のハルク殿は...」
「私が見に参ります、元凶様はここでお待ち下さい」
「あ、ああ...ハルク殿、大丈夫なんだろうか...」
狂い者機械姉妹がいくらやっても直らないのは、元凶の終わりを示す闇であった。
「...げ、元凶様!! ハルク様が...ハルク様が!!.....」
「な、何っ!? 今すぐ治療室へ運べ!!」
*門にて*
「...ふう、今日もお仕事終わった―...って、破壊魔が沢山!?どういうこと!?」
仕事から帰宅した緋羅は、大量の破壊魔に驚きを隠せなかった。
「...今こそ、身に着けた殺術を...ハンターやってたから本当の破壊はやったことないけど...っ
コ
コ
ロ
ノ
チ
、
頂
戴
。
」
ドッ
ドカァァァァァン
ブフォッ
血が舞い、肉が舞い、殺されてゆく破壊魔、壊されてゆくおろかな人間、破壊魔。
「えいっ、はっ、とうっ...っ」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
「....お、終わった。。。ま、まだいる!?う、嘘...そういえばハルクさんがいない...まさか」