表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/13

―狂咲えんどれす(第五シリーズ予告)―







「―――っ!? 那月―――なのか? ―――那月っっ!!!」




それは、夢なのか、何なのか―――。

解らないけど、那月が狂い者になってから、はじめて那月に会ったのだ。









「―――あーっ、依月お姉ちゃん。久しぶりだね。

ねぇ、依月お姉ちゃんは何してたの―?

那月はねー、お仕事してたよ。破壊魔破壊!」











―――それは、いつもの会話のはずなのに、那月の目は完全に死んでいた。優しい目のはずなのに。





―――それに、自分の事を「那月」と呼んだり―――幼くなったような感じだ。









「―――私は、ずっと狂い者を救う方法を考えてた。

破壊魔も狂い者も、全て、幸せになれる方法を―――」




「し あ わ せ ? なに、それ。」









―――那月は、はっきりと口を開いてそう言った。








「幸せなんて、ないんだよ? 分かってくれてないなー、依月お姉ちゃんは。

狂い者は破壊魔の破壊奴隷で、これっっからどんどんどんどん増え続けていくの。破壊魔もね。

えんどれすなんだよ・・・・それに、私達は失敗作。けど私たちのせいじゃない。誰のせいでもない。

いや、時代のせいかもだけど。

でも、狂い者として生まれてきたのだから―――狂い者になるのが速いか遅いかなの。」





「―――那月―――っ」








それは、完全に狂わせられた、その全身だった。









「いつまでそんなことしてるの? 依月お姉ちゃんは。

助けるなんてこと、できるわけがないのに。

どれだけこの世界をホジティブに思ってるのか、解んないや。あははっ」









そんな心の血が噴き出しそうになる言葉を放たれ、泣きそうになった、その時。








「―――でもね、那月は依月お姉ちゃんのこと連れて行かないよ。

なんでだろうね、その気になれない。

でもでも、あのね、でもね―――あははははははっ」






「!!!!!! 那月!!!」







思わず、手を伸ばした。

那月は―――まだ―――私の事を――――!!







「今なら、間に合う―――ねぇ、那月!!!そうなんだろ、まだ私の事、自分の事、なぁ!!

まだ人間の心が――――」








その瞬間、那月の体がふわりふわりと浮きあがった。








―――那月自身は、手を振っている。








「ごめん、そろそろお別れみたいだねー。

はいっ、心の肉! 後で食べてね。」





「な、那月―――」






そんな私の声が被さったが、那月の声が、聞こえた。







「―――お姉ちゃん」 






―――という、声が。









「っっっ――――!!!

―――ごめん、ごめん!!! 那月、本当にごめん―――っっっ!!!!

なぁ、まだ間に合うんだろ!!??

お前たち狂い者は―――一人じゃない!!!!

悲しみがあるのなら分け合えばいいじゃないか!!! なぁ、那月!!!!」







そんな私の声が、響いた。

今なら―――那月だけじゃない、みんな助けられる。










――――そう、確信した。





――――力を貸してくれ―――大切な人が狂い者になった、助けたい思いのある人間よ―――!!!





――――一緒に大切な人を助けるため――― 















「―――っ? 今、何か聞こえたような―――」




あるところでは、ちょっとギザな奴が。






「―――あれ、今何か―――」



またあるところでは、びびりな人間が。






「―――呼んでる―――困ってる人が―――仲間だって―――

何か、できるかな」



そのまたあるところでは、全てを知る女神も。







依月が心の中で叫んだ事は、聞こえたようである。









ココロノチ、頂戴。第五シリーズ、決定。



笑ってよ、笑ってよ。


連載時期は占いツクールにて連載中、三次元に召喚された優男連載終了後予定。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ