登場人物紹介
話も進んできましたので、登場人物紹介をつけます。適宜更新します。
ネタバレがあるので気をつけてください。
<丹生谷側>
水澤肇 (みずさわ はじめ)
主人公、語り部。20代前半。従四位下、左近衛中将。阿波国剣山登山中にで浅葱みどりと出会い、丹生谷に赴く。飲酒量が多い。下ネタとセクハラを繰り返しており、首切り(物理)寸前。古典教養はある様子。
浅葱みどり(あさぎ みどり)
剣山で主人公と出会い、丹生谷に巻き込んだ張本人。20歳前後。位階は二品、内親王。兵部卿。四国遍路を十三回回っている。密教呪術の心得があり、タイ捨流剣術の使い手。安徳帝の末裔である。
久保薫 (くぼ かおる)
阿波国に逃げ込んだ平家の末裔。20代後半。従三位。権中納言、近衛大将、検非違使別当。のちに左衛門督、刑部卿なども兼ねることとなる。スーツを着てメガネをかけている。ドS。丹生谷の反乱の首謀者その1。作中では「薫御前」「御前様」などと呼ばれる。
青柳茅野 (あおやぎ ちの)
PN:ぷちれもん。20代の女性。コミック白楽天で連載していたエロ漫画家。赤縁の眼鏡をかけている。内記、ついで少納言となる。漫画の取材のために丹生谷を訪れたというが、なにか裏がありそうで…
斎部美嘉 (いんべ みか)
20代前半の女性、似非京都弁で話す巫女。従四位下で神祇伯。後に戦功で従三位で参議となり太政官のメンバーとなる。阿波忌部氏の末裔を自称している。主人公とはどうやら旧知の仲で…?
水澤千歌 (みずさわ ちか)
主人公の妹、高校生。登山が趣味で体力がある。主人公が心配でアルプス縦断を中止し四国に来た。「ですわ」といったお嬢様口調で話すが…?
入道殿
僧服を着た恰幅のいい中年男性。右大臣。丹生谷の反乱の首謀者その2。
主上
諱は言仁。浅葱みどりの弟であり、女装してワンピースを着ている。10歳に満たない。安徳帝の末裔である、正当なる天皇として丹生谷王朝の帝として即位を宣言する。
上野原皐月 (うえのはら さつき)
丹生谷診療所所長の医者。30歳に満たない見た目。長身でポニーテールである。4LDKの医師官舎に住んでおり、空き部屋に主人公は下宿(軟禁ともいう)する。
小野塚優花里 (おのづか ゆかり)
20代中頃。長身でロングへア、モノクルをつけた軍服の女性。左衛門権佐。検非違使佐、左中弁、蔵人も兼任する。軍の参謀として作戦を立案するが、浅葱みどりと対立する。
<官軍側>
和田博行 (わだ ひろゆき)
30歳前後。内務官僚、消費者庁神山支庁の役人。以前は陰陽寮にいたといい、陰陽道が使える。剣術の心得がある。みどりとは旧知であり、2度戦い、二度目の戦いのあと捕虜となる。2体のゴスロリ少女の姿をした式神を使い、旭美幌からはクソ上司+ロリコンと罵られる。
珊瑚/瑠璃 (さんご/るり)
和田の使役する式神。12歳程度の少女の姿をしている。2体ともゴスロリファッションであり、赤い服を着てショートヘアで斧を使うのが珊瑚、青い服を来てロングヘアで鎖鎌を使うのが瑠璃である。
旭美幌 (あさひ みほろ)
北海道苫小牧出身。23歳。東大出身、国家一種合格。栄えある内務省入省にもかかわらず消費者庁配属となったことを嘆く。和田の部下。弓が使えるらしい。和田が捕虜となったあと、内務省の阿波支庁の指揮を引き継ぐことになる。
奈良井 (ならい)
一等陸佐、第一五即応機動連隊連隊長。丹生谷鎮圧に失敗し内務省介入を許したことを嘆く。
安西 (あんざい)
一等陸尉。青年将校であり、和田とは旧知。茨城から丹生谷征伐のため出向してくる