表面処理について
銀色や黒など、銃の表面処理にはいろんな目的に応じて数種類あります。
基本的にこれらは、ポリマーなど樹脂製の物ではなく、金属製の銃に施される処理になりますね。
主な用途は、防錆、耐久性の向上、装飾としてなどの目的で使用されます。
大体は○○フィニッシュ(仕上げ)という表現を用いますが、パーカーライジングなどフィニッシュの単語が付かない表面処理の種類もあります。
ニッケルフィニッシュは、処理にニッケルを用い、銃表面に薄い金属膜を張るメッキ処理になります。ニッケルの場合は、やや黄色みがかった銀色の色合いになりますね。
似たようなもので、クロムを使ったクロムフィニッシュの方は、光沢のある綺麗な銀色になります。
どちらも軍用銃ではあまり見かけませんが、市販されている銃ではわりとよく見る表面処理ですね。派手で目立つので、手に取る人も多いとか。
ダルフィニッシュ、マットフィニッシュは金属特有のきらきらした光沢を消す、いわゆる艶消し加工のことです。
光を反射しないので、軍用銃などにも使用されています。ステンレス製の銃でもこの処理がされている場合がありますね。光沢のない銀色で、これはこれで綺麗だと思いますよ。
サテンフィニッシュは、日本語で梨子地と呼ばれる処理になります。
表面をざらざらした感じにして滑りにくくし、艶消しのように光を反射しないようにする処理です。
ざらざらと言っても、そんなに擦って指が痛くなるほどではなくて、ちょっと指で触るとさらさらした感触をほのかに感じるくらいですかね。
ケースハードゥン仕上げは、今の銃ではあまりしないですが、昔の銃は焼き入れして表面を硬化させるために、この処理をしていました。
主にこれをしている銃では、コルト・シングルアクションアーミーが有名でしょうか。
青や灰色などのまだら模様が浮き出て、観賞用としても十分に使えるほど綺麗な模様に仕上がります。
パーカーライジングも、光の反射を低減させるリン酸被膜処理のことです。
M1911ガバメント系に使われているものが分かりやすいですかね。
他にも表面処理はたくさんの種類がありますが、トイガンなどでもされているもので、日頃から目にする機会も多いものに絞らせていただきました。
別にこれは銃に限った話ではなく、いろんなものに施されているので、案外もう知っている、という方も多いのではないでしょうか。まあその時はその時で、銃にもこういう処理がされてるんだよ的な感じで覚えていただければ。
そんなに重要じゃないですし、とりあえずこういったものもあるんだ、程度に覚えてもらえれば十分ですよ。




