ジャムの種類
今回は銃のジャミング、いわゆるジャムについて解説いたします。
銃のジャムと言っても複数の種類があり、それぞれ対処法なども違います。
あまり難しいものは省いて、簡単にどういうものかというのと対処法を書いていきますね。
銃のジャムとは、何らかの原因で銃が正常に作動できなくなった状態の事です。
これは自動装填式の銃にのみ起こるものと思われがちですが、リボルバーにも起こるジャムは存在するので注意が必要です。
基本的には、銃の使用法が悪かったり整備不良などそういった要因があって起こる現象なのですが、銃だって万能ではないので、万全な状態でも数%の確率でジャムが発生する可能性はあります。
銃の使用法でジャムが起こる場合は、変な撃ち方で射撃をした場合や、質の悪い弾を使った場合に多いでしょうか。
整備不良は、そのまんまですね。特に一般人はあまり整備をしないで放置する場合が多く、時には数年間放置した銃を使おうとする人もいるようですから。
では、ここから先はジャムの種類別に解説をしていきたいと思います。
『排莢不良』
空の薬莢が上手く排出されなかった時のジャムです。
排莢された薬莢がスライドに挟まり、銃から突き出た薬莢が煙突のように見える、ストーブパイプジャムとも呼ばれているものが代表的なものでしょうか。
これは映画とかでも頻繁に登場するので、目にする機会は多いかもしれませんね。
スライドの後退量が何らかの原因で少なくなってしまったり、変な撃ち方をすると起こります。
減装弾を使ったりするとなりやすいようですね。
対処法は、スライド、もしくはコッキングレバーを引いて、挟まった薬莢を落とすことですね。
比較的簡単に処置が可能なので、戦闘中に起こってもすぐに復帰可能な場合が多いです。
『装填不良』
フィーディングジャムですね。何らかの原因で、装填が正常にできていない場合のジャムの事を言います。
弾が薬室に行く途中で引っかかってしまったりするものになりますね。
原因は、弾倉が銃本体にしっかり入っていない、もしくは弾倉にちゃんと弾が込められていない。あとは、薬室に装填される途中で銃内部の部品に弾が引っかかってしまうことで起きてしまいます。
大手メーカーのものは大丈夫ですが、安物は弾の形が歪んでいたりして、しっかりと薬室に入ってくれない場合があります。あと、弾頭の形状によっては、ジャムを起こしてしまう危険もありますね。
ただ、銃はそういうものに対応するために、多少余裕をもって薬室などが作られていたりするので、余程劣悪な弾でない限りそんなにこのジャムが起こることはありません。
むしろ、射手側の問題でこのジャムが発生する場合の方が多いと思います。
スライドやコッキングレバーを正しく引いていない場合、弾がちゃんと薬室に入らない場合があるのです。
M16系のものだと、コッキングレバーを最大まで引いた後は、手を放して勢いよくレバーを戻してやらないといけないのですが、これを最後まで手でつかんだ状態でゆっくり戻すと、勢いが足らずにうまく装填できない場合があるようです。
拳銃のスライドも同様ですね。こういった場合に起こるものは、銃ではなく射手側が悪いです。
他にも、すでに弾が薬室に装填された状態で、排莢されず次の弾薬が薬室に送り込まれてしまう、2重装填またはダブルフィードという装填不良もあります。
対処法は、まず2重装填を防ぐ、もしくはそれ以上起こさないために、コッキングレバー等を最大まで引き、そのままレバーを後ろで固定します。ここで戻してしまうと、2重装填になったり症状が悪化するので注意です。
そのまま銃を傾け、引っかかっている弾を落として、次に弾倉を外します。そして、弾倉の方の弾がしっかりと入っていることを確認したら、再度、弾倉をしっかりと銃に入れ、コッキングして銃に弾を装填をしてください。
戦闘中に起こると処置に時間がかかるうえに、暴発の危険もあるので身を隠してから行うか、予備の銃に変えた方がいいですねこれは。
でも、最悪工具が必要になったり、分解しなければいけない可能性があるので、予備の銃に切り替えた方が無難かもしれません。
『レッティング』
弾丸の鉛が溶け、銃身や薬室などに張り付いてしまい、排莢不良や装填不良を起こしてしまうジャムです。
リボルバーでも、シリンダーに鉛が固着し、回転できなくなったりしますね。かなり強力な弾を使ったりしない限りそうそう起こりはしないと思いますが。
暴発させてしまう危険もある上、その場ですぐに処置が可能なジャムではないので、これも予備の銃に切り替える必要があるかもしれません。
『不発』
弾が正常に発火しなかった場合ですね。
当然薬室に弾は残ったままですので、再度トリガーを引いて発火させるか、排莢して新しい弾丸に変える必要があります。
ただ、弾自体に問題があることが多いので、再びトリガーを引いても発火しない場合ももちろんあります。ですので、トリガーを引くよりはコッキングレバーを引いて排莢した方が確実かもしれません。
また、シングルアクションの銃だと再度トリガーを引く際に、ハンマーを手動でまた起こさないといけないので、次弾発射に時間がかかってしまいます。そのことも含めると、やはり排莢した方が無難ですね。
ですが、「遅発」といって、トリガーを引いてから、数秒遅れて弾が発火し弾丸が発射されることもあるので注意です。
不発の場合、遅発の可能性もあるので、数秒間待ってから操作を行うのがいいです。この際、銃口は弾がいつ出ても大丈夫な方向へ向けていてください。
下手に不発だと思い込みすぐ触ろうとして、遅発で意図しない場所に弾を発射した上、後退してきたスライドなどで手を怪我する危険があります。
とはいえ、戦闘中ではそんな余裕ないと思うので、出来るだけ素早く排莢を行った方がいいでしょうね。
代表的なものはこのようなものでしょうか。
あとは、整備不良や弾自体の質、射手の扱いの問題等で起こるものですね。




