表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/17

13話

ファジーIN台車を持っている

 ファジーは台車にタイヨウを乗せ、部屋を片づける。その過程で日記を見つける。

ファジー 「日記をつけてたのか、意外とまめな男だったんだな」

 ファジーは日記を捲る

ファジー 「OO年8月31日、私たちの娘が生まれた。これを機に日記をつけようと思う。ってだめだ。これ以上読んでいたら時間が無くなる」


ファジーは日記を持って、タイヨウが乗った台車を押してOUT

 暗転

ファジーIN 日記を持ってカフェスペース

 タイヨウ・カリンIN 舞台中央

 明転


ファジー 「O□年8月15日…」

タイヨウ 「私の妻が死んだ」

 タイヨウは肩を震わせ泣く

 カリンはタイヨウの背中を撫でる

カリン  「お父様」

タイヨウ 「どうして、こんな目に合わなければいけなかった。妻が何かしたか。それとも私か」

カリン  「お母様はどこに行ってしまったの?」

タイヨウ 「遠い、遠いところだよ」

 照明変化

ファジー 「娘はまだ、自身の母が死んだということを認知出来ないようだった。この子は守らなければ」

 照明変化

タイヨウ 「O□年8月20日、護身術を習わせることになった。運動神経が良い子だ。みるみる上達していった」


カリン  「お父様、見てみて!私、大会で優勝しましたの!」

タイヨウ 「そうか。よく頑張ったな」

カリン  「お父様にも大会を見に来てほしかったな」

タイヨウ 「ごめんな。仕事が忙しくて」

カリン  「いえ、仕方ないですわ」


照明変化


タイヨウ 「仕事が軌道に乗ってきた。もっともっと大きくしていかないと。そうしているうちに、私は命を狙われるようになった」

 SE銃声

タイヨウ 「こんなところで死んでたまるか。私は何としても復讐を果たさなければならないんだ」

カリン  「お父様?」

タイヨウ 「カリン。どうしたんだ、こんなところで。危ないから家に帰りなさい」

カリン  「私、強くなったんだよ。私を頼ってよ」

 カリンOUT

タイヨウ 「カリン。やめろ、戻ってこい!」

 SE 敵をぼこぼこにする

 カリンIN

カリン  「どうかしら」

タイヨウ 「はは、そうか。カリンはそんなに強かったんだな」

カリン  「ええ」

タイヨウ 「なあ、私の護衛にならないか」

カリン  「お父様の護衛?」

タイヨウ 「ああ、そうだ。カリンの力は、そこらのSPにも負けない。いや、それ以上だ。優秀な護衛になれる」

カリン  「私もお父様のお役に立てるなら、大歓迎ですわ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ