12話
照明変化
BGM エンディングっぽいやつ
ユキ 「なんか、あっけなかったね」
カリン 「言ったでしょう。私たちの物語はここで終わりじゃない。これからが始まりなの」
イヨ 「打ち切りマンガみたいだな」
カリン 「これでこの街の王は私。二人にはそれぞれ、出版社と新聞社を管理してもらいたい」
イヨ 「RUMORとタイヨウTVはカリンが管理するってわけか」
カリン 「ええ、それでいいわよね」
イヨ 「ああ。お前がいなけりゃ、俺の復讐は果たせなかった。ありがとう」
カリン 「こちらこそ」
ユキ 「これで、この街にも平和が訪れるってわけだ。タイヨウ前社長に歪まされたこの街を守るため、頑張るわよ」
3人 「おー!」
アサ 「うーん」
カリン 「あれ、起きた。イヨ、ちゃんととどめを刺しておかないと」
イヨ 「伸びてたんだからそこまでしなくてもいいだろ」
アサ 「助けてください。俺は脅されて」
ユキ 「なんか胡散臭―」
カリン 「なんて脅されたの?」
アサ 「えっと、それはその、家族を」
カリン 「そう。それはかわいそうだったわね。ところで、さらし首か、張り付け獄門か。どっちがいい」
アサ 「ヒイ」
カリン 「それか、二人が引き取ります?」
ユキ 「えーすぐ裏切りそう」
イヨ 「まあ、嫌だわな」
カリン 「じゃあ、組織のマスターに引き渡しましょうか」
イヨ 「そうだな。俺が連れていくよ」
カリン 「頼んだ」
ユキ 「私もすぐに今日の事を記事にしたいから帰るわ」
カリン 「うん、またね」
ユキ・イヨOUT
カリン 「ああ、手に入れた。権力を財力を。全てを手に入れた私を止められるものは何もいない」
カリンはイヨに向かって手を広げる。
カリン 「待ってて、もうすぐあなたをそんな世界から救い出して見せるから」
カリンOUT