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<R15>15歳未満の方は移動してください。

妻が邪魔になった夫。

作者: 瀬崎遊

 私の上に馬乗りになった夫が、私の首に手を掛けて力を加えていた。


 私は夫に笑顔を向け「じゃま、になった?」と聞いた。


 夫は興奮しているのか手の力は緩むことなく「ああ」と言った。


「出て、いけって、言った、ら、それで・・・終わること、なのに、馬鹿だね・・・私が死んだら、人殺しで捕まるか、いっ、しょう・・おび、えるこ、と、になるじゃないか・・・」


 夫の手の力は緩み「出ていけ」と言った。


 私は激しく咳き込みながら、そのままの姿で、家から出た。


 ふらふらとふらつきながら私は、兵士の詰め所へと向かった。


「夫に、首を絞められて殺されかけました」と伝えた。


 私の首には首を絞められたうっ血した指の跡が付いていて、兵士たちはバタバタと私の家へと向かった。


 兵士たちは私の家に踏み込み、夫を捕らえた。



 私は夫が居なくなった家で一人、のんびりといつもより美味しく感じるいつものお茶を飲んだ。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] これ、妻がこうなるように仕向けたようにも思えてしまう。 色々想像できて面白いw
[良い点] 咄嗟に自分を守り、殺そうとした夫に報復した妻の賢さ✨ 妻も夫に愛は残っていなかったのですね。 最後に背筋が冷え冷えします。
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