第6話 ドーラ
よろしくお願いします。
ここは、迷宮都市のダンジョンの一つ「暗黒の迷宮」常に薄暗く、石造りの通路で構成されており、迷路となっている、「暗黒の迷宮」第3層目の通路の奥からランタンの光が近寄ってきて、不気味な雰囲気が漂っていた。迷宮内では強力な敵や怪物が潜んでいる可能性もあり、暗がりからの奇襲に備える必要がある。しかしこの迷宮ではレア度の高い宝箱やドロップ品が手に入る為、ハイリスクハイリターン好きな冒険者に人気である。暗がりの通路の奥より、黒装束を纏い禍々しい大鎌を装備した少女が、ブツブツ独り言をいいながら歩いてきた。そしてその少女が、アイテム袋よりおもむろに、ハンバーガーを取り出し、食べ始めた、その表情は満面の笑みだった。
「うま、うま、うま、うま」一心不乱に食べていた。
その少女に、暗がりからナイトメアハウンドが襲い掛かった。
「じゃまをぉ!!するなぁぁぁ!!!」少女が大鎌を一閃し、ナイトメアハウンドがボックスに変化した。
「うまうまうまうまうま」さらに、加速し一気にハンバーガーを食べ始めた。ハンバーガーをすべて食べ終わった少女は名残惜しそうにしながら。
「今日の恵みに感謝ぁ!、何人たりとも!、私の食事の邪魔はさせない!」少女は、そう言うと通路の奥へ歩き始めた。
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ドワーフの鋼鉄工房、店舗内で、ドワーフの親父が事情を話始めた…。
「わしは久しぶりに満足のいくものが出来た喜びで、うかれながら行きつけの酒場、龍の巣酒場へ向かった。
「グビグビグビグビ、かぁーいい仕事の後のエールは、格別じゃのう」鍛冶屋の親父は、ハイペースでエールを飲み干していった。
「うぃぃ、ちょっと飲みすぎたかのー」ふらふらと鍛冶屋の親父は帰路についていた。辺りは暗くところどころの魔石灯が暗い夜道を照らしていた、薄暗い道の対面から、何か食べながら歩いてくる少女がいた。
ちょうど、目の前に少女が来たとき鍛冶屋の親父は、フラフラと小石に躓き頭から少女の腹にロケットダイブを敢行した。
酔っていてもそこはドワーフ、奇しくもドワーフの石頭×筋肉×体重×体全体を投げ出すジョルトカウンターと、条件が重なり少女も完全に油断していたこともあり………。
「おろろろろろろろろろろぉぉぉぉぉ」キラキラキラ……少女は勢いよく虹を出した。
「そのあとは、怒った少女にぶん殴られて壁に激突、わしはそのまま朝まで気を失っていたんじゃ」
「お前の自業自得じゃねーか!!、年端も行かない少女に一生モノのトラウマ植え付けてんじゃねぇよっ!!!」フォディンは切れながら突っ込んだ。
登場人物紹介
名前:ドーラ (死神に憑りつかれた少女)
人間種女 15歳
レベル17
ユニーク称号:「腹ペコ」(食べるという行為に感謝し儀式として昇華しているそのため、食事を邪魔される事を絶対に許すことができない食事終了後、身体能力大上昇、金剛力、剛体鋼発動)
ユニークスキル:「呪い完全耐性」(読んで字のごとくすべての呪いが効かない)
外見:黒装束を纏い 呪われた大鎌を装備している。街中では、大鎌は、折りたたんでいる。
呪われた大鎌:(通称死神さん、死神が宿っている、勝手に動く、たまに喋る、常に飢餓に苦しんでいる少女のためを思い安らかな死を与えようとしているが、少女のユニークスキルのせいで効かない、少女が他の武器を装備しようとすると大鎌が破壊する)
所持品:アイテム袋のなかには、ハンバーガー、チーズバーガー、テリヤキバーガー、ライスバーガー、フィッシュバーガーが入っている。
本人からひと言「もう、くったわぁ」
「暗黒の迷宮」に存在する敵対モンスターの一部の例をいくつか挙げます。
シャドウ(影の怨霊): 暗黒の迷宮に潜む幽霊のような存在で、闇から生まれた邪悪な存在です。身体を透明化させたり、敵を恐怖させる幻影を操る能力を持っています。
デススパイダー(死の蜘蛛): 毒を持つ巨大な蜘蛛で、暗黒の迷宮の奥深くで糸を張り巡らせています。素早く動き回り、糸や毒牙を使って攻撃してきます。
ナイトメアハウンド(悪夢の猟犬): 暗黒の迷宮に住む邪悪な犬のような生物で、恐ろしい咆哮で周囲の敵を震撼させます。追跡能力が高く、獲物を追い詰めるために巧妙な戦術を駆使します、階層が進むと群れで襲ってくる。
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