第5話 ドワーフの鋼鉄工房
不定期更新になります。
よろしくお願いいたします。
「ダンジョン内の階層には必ず一か所、回復の噴水があるわ~「聖なる安息地」パーティーの疲れや軽傷を癒し、再び力を得る場所として機能するわ~ここには、神聖なエネルギーや神秘的な力が宿っていて、モンスターや邪悪な存在を寄せ付けないようになってるそうよ~」とファルコンが言った。
「それじゃ、ちょっと休憩して、冒険者ギルドに素材を売りに行きましょうか?」とファルコンが言った。
「賛成です!です!」ナイがまったく疲れていないように元気いっぱいに言った。
「そうだな、今回はこのぐらいでいいか」フォディンが噴水の水を飲みながら言った。
「この水はただの水ではないんです!です!。それを飲むと、体力や魔力が回復するんですよ!!」ナイがテンション高めに言った。
「そ、そうか、ところでファルコン、革製品を売っているところ知らないか?」
「ちょうどよく、ギルドに行く前にあるわよ、よってく?」ファルコンが言った。
しばらくして、彼らは噴水で身体を清め、元気になったところで異邦人の皮革店に向かった。
「店主、革製の特注トランクと、特注のショルダーホルスターが欲しいんだが頼めるか?」
「はい、いらっしゃいませ、どのような物ですか?」
事前に召喚、弾丸を抜いていた武装類を見せながら「これらを仕舞えるものなんだが」
「はい、、、、、、はい、大丈夫かと思います」ひと通り確認し店主が言った。
「それじゃあ、、、、、、、、で、お願いします」
「はい、、、はい、、、お待ちしております」
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ところ変わって、今度は冒険者ギルドに来ていた。
買取カウンターの列で前回、登録時に対応してくれた、受付嬢の列に並び自分たちの番になった。
「今日は、買取カウンターにいるんだな」フォディンが受付嬢に言った。
「ええ、ローテーション制になっていますからね、それでは、素材をどうぞ」フォディンはインベントリから素材を出していった。
「えー、魔石小が35個、蜂の翅が15双、ハチの巣17個、蜜蝋13個、蜂の毒針9本ですね、なかなかの戦果ですね、では査定に入りますね」
しばらくして、「終わりました……以上の金額でよろしければ、ギルドカードをお願いします」
「ああ、いいぜ」フォディンは、了承し胸元からギルドカードを出して渡した。
「それで、ちょっと聞きたいんだが、オーダーメイドの装備を頼める防具屋はないか?」
「それでしたら、「ドワーフの鋼鉄工房」が良いです。オーダーメイドの装備を扱っている武器屋兼防具屋で、彼らは素材や要望に基づいて個別に装備を製作してくれます。ただし、オーダーメイドの装備は通常の商品よりも時間と手間がかかるため高く、予約や待ち時間が必要な場合があります。しかし、その分、自分に合った最適な装備を手に入れることができます」
「ああ、ありがとな助かる」フォディンは笑顔で言った。
今回も、後ろで待機していたナイとファルコンに、「それじゃあ、配分しようそれと配分が終わったらおれは、鍛冶屋に行くが皆はどうする」
「気になるから、私はついていくわ~」とファルコン。
「はい!はい!はい!、ナイも付いていくです!、です!」ナイが両手をぶんぶん振り回し言った。…元気良すぎじゃないか?
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ドワーフの鋼鉄工房と看板に書かれた、店舗があり入り口にファルコンが立った。
「あったわね、でもおかしいわね、鍛冶屋にしては静かね」
ファルコンは入口を開けた、中のカウンターには、これぞドワーフという感じの頑固そうな親父がいた。
そして接客とは?と疑問なるような、声色と表情で、一言。
「…帰れ」
………、会話にならなかった。
さすがのナイもイラッとしたようすで、「おいー!やい!やい!やい!、お客に対してどういう了見だい!、だい!」とまくしたてた。
「…帰れ」ドワーフが言った。
暖簾に腕押しってのは、こういうのを言うんだなっと、フォディンは思った。
「ちょっとちょっとまって、さすがに理由を言ってくれないと納得できないわ」ファルコンが言った。
「………ふう、そうじゃな、ちょっと、まっとれ」カウンターから出てきたそして、その右腕には、包帯がぐるぐるにまかれ重症であることが見て取れた。
ドワーフは、腕を見せながら「わかったか?」
昆虫ダンジョンに出現するモンスターの例
ジャイアントスパイダー(巨大なクモ): 鋭い毒針や糸を使い、蜘蛛の巣を作って獲物を捕らえます。巨大なサイズと恐ろしい攻撃力を持っています。
スカラベビートル(大型カブトムシ): 堆肥や死肉を餌とし、地下から現れることが多いです。頑丈な甲殻と強力な顎を持ち、冒険者に対して強力な体当たり攻撃を仕掛けます。
アントウォリアー(戦闘アリ): 兵士アリのような存在で、組織的に行動し、仲間と連携して攻撃します。群れで現れることが多く、素早い動きと強力な噛み付き攻撃が特徴です。
マントレイ(ジャイアントマンタ): 水中ダンジョンに生息する大型のエイのような生物です。鋭い尾ビレや電撃を使った攻撃で冒険者を襲います。水中での高い機動力を持ち、遠距離攻撃も得意です。
ファイアフライ(火炎ムシ): 発光する昆虫で、炎を操る能力を持ちます。燃え盛る炎の中から現れ、火の玉を放って攻撃します。冒険者に火傷を与えることがあります。