第4話 戦闘訓練
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「ここは、昆虫ダンジョンと呼ばれている1階層目ね」
「ちょっと、昆虫モンスターから離れた場所で連携を確認しよう」とフォディンが提案した。
3人は急いで昆虫モンスターから距離を取り、安全な場所で集まった。フォディンが言った。
「ちょっと、長くなるがとりあえず俺の能力を説明しとく、アイラお前から説明できるか?」
「はい、可能です」アイラは、外部出力で答えた。
いきなり、機械的な女性の声が響いたため、その瞬間、二人は驚きの表情を浮かべた。
「まず、前提としてフォディンは、あなた方からすると異世界人となります。
ユニークスキル「配信」このスキルは基本的に常時発動型のパッシブスキルであり、元の現実世界とネットワークが繋がっています。
異世界生活を配信し、その視聴者のコメント数や視聴者数、高評価によってHポイントが溜まります。
そして、そのHポイントをコストとして武装を召喚することができます、召喚は、指示してもらえれば私が対応します。
召喚できる武装は、これまでフォディンが訓練で使用したことのある武装となります
ユニークスキル「インベントリスロット」
召喚された武装以外を回収し異次元ボックスにしまうことができます、容量無限、時間停止効果あり、個別に時間の進み方を調整する機能もあり、調整する場合は言ってもらえれば私が対応します。
ユニークスキル「コメント参照」
コメントをホログラムで目の前などに表示することができ、視聴者の反応が確認できます。
ユニークスキル「翻訳」
異世界のすべての言語に対応翻訳できます。
そして重要なポイントですが、破ってはならない絶対的なルールが存在します。
それは配信のマナー違反や基本的なルールを守るというものです。
もしルールに抵触し一定のラインを超えた場合、永久的にBAN(消滅)されてしまい、即座にこの世界から退場となってしまいます。
もし配信をON・OFFしたくなったら指示してもらえれば良いです、私が対応します。
ただ、配信をOFFにした時点で召喚物は消滅します」
「え、え、っええ、異世界人、…本当なんですかぁ?!」とナイは驚いた表情で言った。
「それが本当なら、ものすごいレアスキルなんだけど、ダーリンは私たちに言ってよかったの?」と疑問を抱くファルコン。
「最初は、俺も黙っておくつもりだったんだが、お前たちが純粋に気に入ったって事と」
「パーティーメンバーの、フォローがないといきなり、俺が消えそうだったからなで、どう言う事かと言うと、それは配信のマナー違反や基本的なルールを守るという下りだな。
まず、配信のマナー違反ってい言うのは、配信していることを一緒にいる人間に伝える必要がある、そして一発退場の禁則事項が………エロイ事だ」フォディンはこれでもないほど真剣な表情で言った。
「例えば仮にだぞ、ここでいきなり二人が全裸踊りをやったとして、それが異世界配信されたとする、その瞬間俺は、永久にBANされて、元の世界に戻ってしまうんだ。
そして、まだ俺はこの世界を満喫していない、そんなバカなことで退場なんてしたくないんだ。」
「この能力のせいでソロで行動しようと思っていたんだ。他人に見られてるってのも、いい気分はしないだろうしな」
「水臭いことを言わないでくださいぃ、私たちの中じゃないですかぁあグスグスゥ…」ナイは泣きながら言った。
「そうよそうよ、いやになっちゃうわ、私たちの愛があれば障害なんてなにもないわ!」ファルコンが何故か、アブドミナルアンドサイでポージングを取りながら歯を見せ笑顔で言った。
「いや、会ったのは昨日なんだが……まあ、お前たちがいいならそれでいいんだ、ありがとな」フォディンは少し戸惑いながらも笑顔で答えた。
「じゃあ、気を取り直して、アイラお前の外の知覚範囲を教えてくれ、例えば離れた場所から見下ろすなどができるか?」
「今のところ、私の知覚範囲は大体10メートル程度です。この範囲内であれば、離れた場所からの視点や状況把握も可能です。また、フォディンのレベルが上がるにつれて、私の知覚範囲も上昇します」
「それじゃあ、アイラは戦闘の指示をしてくれ、俺たちは基本的にその指示に従うようにする」
「了解しました、他のお二人もそれでよろしいでしょうか?」
「いいわよ~、適材適所ね~」今度はフロント・ダブル・バイセップスでポージングを取りながら歯を見せ笑顔で言った。
「あい、あい、いいです、です~」とナイも笑顔で答えた彼女はまったく何も考えてないのじゃないかというほど判断が速く否定しない、大丈夫か本当に。
「じゃあ、配信するぞ」
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「ミツバチモンスターは、体長約30センチメートル程度の小型の昆虫型モンスター5㎝程の麻痺針を持っているわ」
「カシューンッ!」
「…今、砕け散ったわね」ミツバチモンスターはボックスを残し消えた。
「あははは、…すごい音です~」
フォディンは、大型スナイパーライフル:バレットM82を腹ばいになって構えていた。
「バレットM82は、セミオートマチック(半自動式)のスナイパーライフルです。セミオートマチック銃は、一度の引き金操作で一発発射され、次の発射準備が自動的に行われます。したがって、バレットM82も発射後には自動的に排莢が行われます。発射後に空の薬莢が薬室から排出され、新しい銃弾が装填されます。これにより、連続して発射することが可能となります」聞かれてもいないのにアイダがうんちくを語っていた。
「なんというか反則ねーそれ」ファルコンがあきれたような声で言った。
「失敗したな、……」フォディンが呟いた。
「おいぃ、やい、やい、ちゃんと当たってるじゃないですかぁ?」ナイが突っ込んだ。
「これ、15㎏ぐらいあるから、移動が、…重い、どうしよう」フォディンが情けない声で言った。
「確かにそうね、それに明らかにオーバーキルね、もうちょっと威力の低い武器でよかったわね」
フォディンは、取り合えず、マガジンの10発分、適当なモンスターを狙撃して召喚解除した。
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アイダ「ナイ、左前方より攻撃、来ます」
「はあっ」
ジャイアントホーンの巨大な体と鋭い針は根源的な恐怖を与えるほどの威力を秘めており、それをナイは冷静に左手のガントレットを使って攻撃を防ぎ、右手のガントレットで反撃を仕掛けた。
ナイの攻撃はジャイアントホーンに直撃し、強烈な衝撃と共に相手の体がひしゃげ、鋭い針がねじ曲がった。
アイラ「ナイ、後退」
アイラ「対象はミリ、ファルコン追撃」
そこにファルコンが追撃の一撃を入れ、とどめを刺した。ジャイアントホーンは動きを止め、倒れて地面に落ち、ボックスがドロップした。
アイラ「ファルコン、頭部に、後方より攻撃、来ます」
別のジャイアントホーンがファルコンの背に向かって突進してきた。ファルコンは素早く反応し、ジャイアントホーンの攻撃をかわすために身をかがめた。
ジャイアントホーンの巨大な体がファルコンの頭上を通り過ぎたところで。
アイラ「ファルコン、後退」
アイラ「フォディン、ファルコンをカバー」
フォディンがアサルトライフル(M4カービン)を手に取り、素早く照準を合わせ、ジャイアントホーンに向かって連続射撃を開始した。
銃声が響き渡り、弾丸がジャイアントホーンの体に突き刺さった。フォディンは的確なエイムでジャイアントホーンの体に弾丸を命中させながら後方に下がり。しかし、ジャイアントホーンは苦痛に身をよじりながらも、フォディンにターゲットを変えて突進してきた。
アイラ「ナイ、側面から攻撃」
ナイが、ジャイアントホーンの側面より攻撃を仕掛け地面に叩きつけた。
アイラ「フォディン追撃」
フォディンが、手榴弾を投げた。
アイラ「グレネード、全員後退」
アイダの指示に従い、全員が素早く後退した。爆発による衝撃波が広がり、煙が立ち込め、煙が晴れた後にはドロップしたボックスが落ちていた。
ボックス内のアイテム回収後皆で集まり。
「ふう、仕上がってきたな」とフォディン。
「ですです、すごく戦いやすかったのです」とナイ。
「そうね~これだけできたらもう十分連携はできてるんじゃない」とファルコ。
「肯定」とアイラ。戦闘の余韻を引きずってか、アイラが単語しか喋らなくなっていた。
異世界アースに住むナイは、「アルケミストの銀笛使い」という二つ名で知られる錬金術師でした。彼は錬金術の才能に恵まれ、銀の笛を使ってさまざまな錬金術を操ることができます。 ある日、ナイは自身の家の前で新たな長距離転移魔法陣の実験を行う。そのために様々な魔法薬を準備していました。
しかし、実験中に彼は手を滑らせ、数種類の魔法薬を誤って魔法陣にこぼしてしまった。
その瞬間、ナイの周りに雷鳴が轟り、強烈な閃光が走りました。彼は気がつくと、自分が見知らぬ風景の中に立っていることに気づきました。周囲に広がる景色は、彼が知っているアースとはまったく異なる異世界のものでした。
迷宮都市エルムウッドに転移した、錬金術師ナイの冒険が今始まる!!。
錬金魔法陣で全属性攻撃魔法を使用可能、魔石消費。
発動キー「指パッチン」で能力発動。
次回乞うご期待!! 俺たちの戦いは、これからだ!!!
~完~
カクヨム(別作品)
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330657459934974
ツイッチ
https://m.twitch.tv/rx104f/home