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第3話 昆虫ダンジョン

不定期更新になります。

よろしくおねがいします


あの受付嬢には感謝だな、「鳥の骨亭」で、フォディンはエールを飲みながら呟いた。


「です、です!美味しいんですよ〜」もぐもぐと、焼き鳥を食べながらナイが言った。


「そうね、美味しいわ」ファルコンはエールを喉に流し込みながら答えた。


「でさ、初心者向けのダンジョンを教えてくれないか?」


「初心者が行くなら、昆虫ダンジョンがいいわね。低階層では小型の昆虫しか出てこないし、罠の類も少ないからね」


「毒攻撃や鋭い口、触角による攻撃、飛行能力などの戦闘スタイルで、硬い甲殻を持っているから、関節にダメージを与えて動きを止めて、トドメね」


今までの行動からフォディンは本当にファルコンがベテラン冒険者か疑っていたため、ファルコンが的確なアドバイスをするのに驚いていた。


「昆虫ダンジョンですか~、攻撃すると体液が飛び散って苦手です~」ナイが完全に自分も行くつもりで愚痴を言っていた。


「ああ、ソロで行くつもりだから大丈夫だぞ」


ガタ、ナイが驚愕の表情で席を立った。


ガタ、そしてそれを見たファルコンもなんとなく驚愕の表情を浮かべて立ち上がった。


「え、ええぇ、…ギルドでパーティー募集を断ってたからてっきり3人で行くと思ってました・・・」


「まだレベル3の初心者だからな,単純にお荷物になるだけだよ」


「そんなこと気にしなくても~、一緒に行きましょうよ~」若干涙ぐんでナイが言ってきた。


横でファルコンがおいおい、どうすんだよって感じに目で合図してきた。


「あー、わかったよ、そこまで言うなら一緒でいいよ。後で文句なんか言うんじゃないぞ」


「はい!もちろんです、です!一緒に冒険しましょう~」ナイは目を輝かせて言った。


「じゃあ、ある程度昆虫ダンジョンで使いそうな装備一式を買っておくわ~、明日の昼頃にダンジョン前に集合

しましょう」ファルコンがフォディンにウインクしながら言った。


フォディンは、素早くウインクをダッキングで躱した。


「は~い、了解しましたのであります!」ナイは元気いっぱいだった。

なぜかフォディンはナイの家に泊めてもらうことになった。宿泊先が決まっていないことを口にしてしまったところ、ナイがかなり強引に泊まるように勧めてきたためだった。


「ああ見えて結構、押しが強くて頑固だな」とフォディンは、自分に割り当てられた個室のベッドの上で独りごちた。


(そうですね、意志の強さを感じます)アイラ

が答えた。


「お、全然喋らないから、実は消えちまったのかと思ってたぜ」


(仲間とのコミュニケーションを優先しました、フォディンはコミュニケーション能力が低い為です)


「…喧嘩を売ってるのかお前は、それより少しスキルを試したい、確か配信コメントを表示できるんだったな?」


(はい、その通りです、表示しますか?)


「ああ、出してくれ」フォディンの前に半透明の画面が出てきた。


その画面には配信コメントが表示されていた。


「異世界に来ているから、コメントの返事は大体暇ができたときか、寝る前ぐらいになります、皆さんご了承ください」視聴者に向かって、フォディンが言った。


フォディンは配信コメントを見ながら、一つずつ読み上げていった。


「なになに、…ナイトロちゃんを泣かすな、〇ね


ナイちゃん可哀そう、氏〇草


さすがに、異世界転移は釣りすぎっしょw


草草草

さっさと、ダンジョンで氏〇


めちゃくちゃリアルなゲームだなw


こんなゲームあったか?


なんてゲームですか?


草草


ファルコンとの掛け合いで、爆笑しちゃったw


俺も異世界転生したい連絡はどこですか?w


ファルコン×フォディンでお願いします


「ほとんどアンチコメじゃねーか!、消してくれ。それに、最後のはなんだ!配信も切ってくれ!」


(了解しました…配信終了、完了しました)


 フォディンは少々落胆しつつ、ベッドに横になり眠りについた。長い一日の疲れが少しずつ身体を包み込んでいく。

フォディンはまだ眠りに浸っていた状態で、雀のなく声が微かに彼の意識に入り込んできました。彼は眉をひそめながら、身じろぎした。


「あ、起きましたか~おはようございます~」ナイが、ベッドの横で

水桶を持ち声を掛けた。


フォディンは、かなりの低血圧で目をこすりながら、寝ぼけた状態でナイの方をぼ~っと眺めました。


「お、おはよう…ナイ」とフォディンはぼんやりとした声で返事をした。


ナイは、フォディンの寝ぼけた様子を見て、何かいいことを思いついたような顔でにやりと笑いながら近づいて行きました。


そして手に持っていた水の入った水桶を寝ぼけている、フォディンの頭の上にバランスよく置いた。


そして、フォディンはそのまま、目を閉じた。


「わ~!、フォディンさん、起きて起きて、水桶が頭の上にあるよ~」フォディンの体を支え、慌てて声をかけた。


それからまもなく「まったくっ!、裏切られた気分だよっ!」完全に覚醒したフォディンが言った。


「うう、ごめん、フォディンさん。冗談のつもりで、まさか、あんなに朝が弱いなんて思わなかったんだよぅ」とナイが謝罪しました。


リビングに移動して、二人は、朝食用のパンと水を取っていた。


(おい、アイラ今のポイントで召喚できる武器のリストを表示してくれ)

(了解しました、眼前に表示を行います)


アサルトライフル(M4カービン:ICR-1)

ショットガン(レミントン870:ベネリM4)

ハンドガン( グロック17)

スナイパーライフル( バレットM82)

サブマシンガン(MP5)

ナイフ(カバーナイフ)

グレネード( 手榴弾・閃光手榴弾・焼炎手榴弾・煙幕手榴弾)

ロケットランチャー( RPG-7)

ブレード( カーボンスチールの刀剣)


(レベルの上昇で効果が上昇します。注意点は、召喚物はインベントリに仕舞えません、弾丸・マガジンのみを召喚することもできます召喚自体は一瞬ですが、弾丸などはリロード時間が発生するため隙ができます、銃ごと召喚する場合は、コストが高くなりますが、弾丸がリロード済みで召喚されるため隙が少ないです)


(なるほどな、インベントリに武器がしまえないってことは、体に吊り下げるしかないか…今回は時間がないが革製のショルダーホルスターをどっかで作ってもらおうかな)


(トランクの購入も提案します)


「そうだな、持てない分を、毎回使い捨てにするとポイントが足らなくなるかもな」


「え、っ、え、フォディンさん…なんですかぁ?」


周りから見ると黙って、パンを食べていたフォディンが急に独り言を言い始めたように見えた。


「いや、なんでもないただの独り言だ」


ナイは頷きながら言いました。「そうですか。では、そろそろファルコンさんとの約束の時間ですね。準備して出発しましょうかぁ?」


フォディンは頷きながら口元を拭いて立ち上がりました。「そうだな、行こう」

フォディン達が昆虫ダンジョンの入り口前に到着すると、そこにはすでにファルコンが待っていた。


「おいす~、おいす~、お待たせしました~ファルコンさ~ん」とナイが声をかけると、ファルコンはにやりと笑顔で返答しました。


「あら、おはようダーリン、ナイちゃん、取り合えず入る前に配置と段取りを決めましょう」


「私は、主にタンク役で接近戦を担当しているわ~か弱い女なのに~みんな分かっていないわね~やんなっちゃう」ファルコンがきゅぴきゅぴしながら言った。


ファルコンの外見はスキンヘッドの大男で、頭部をスッキリと剃り上げている。彼の手には大きなアックスが握られており、その刃は鋭く光っている。


「分かっていないのは、お前だけだ、某世紀末の山賊みたいだしな」とフォディンが言った。


「そんなに褒めないでーきゃあー」ファルコンは顔を赤らめ「私は、戦闘のプロよー、経験豊富な戦士なのよ~」まったく会話のキャッチボールが出来ていなかった。


「ナイは、近接~中距離の遊撃担当をしていますーなのだぁ~」ナイは大型のガントレットを装備しており、それを打ち付けながら言った。


「俺は、中距離~遠距離のシューターだな、遠距離に関しては少しでも目視が効くなら射程距離内だ、…あと、そうだなここじゃ危険だからダンジョン内に入ってから説明するよ」

「それじゃ~私、ナイちゃん、ダーリンの順で行きましょう」


ファルコンが先導して昆虫ダンジョンに入って行った。


ダンジョン内は全体的に発光しており、しばらく進むと大きな結晶体が浮かんでいた。


「これが転移結晶と呼ばれる結晶体よ。念じることで転移が可能になり、1階層は誰でも転移できるわ。階層ボスを攻略することで次の階層が解放される仕組みになってるわ」


「それじゃあ、ギルドカードを出してね、ギルドカードを使ってパーティー申請ができるわ」しばらくするとフォディンのギルドカードの表面にファルコンから申請・承諾・拒否と表示された。


フォディンは、承認をタップした、ギルドカードにファルコンと、ナイトロ=ルーツの名前が浮かんだ。


「よし、表示されたわねそれじゃ、行きましょうか?」


3人は転移結晶に触れ、一瞬で1階層に転移した。周囲の景色が一変し、密集した木々が立ち並ぶ森の中に巨大な蜂の巣が点在していた。


「宇宙の旅人〜ナイと宇宙船AIファルコンの冒険〜」

舞台は宇宙の果てに存在する未知の銀河系。そこに住む少年ナイは、星々を飛び回ることが夢でした。

ある日、ナイは古代遺跡で宇宙船を偶然発見します。船体には古代文字で「ファルコン」と記されており、それは滅んだ古代文明の技術で作られた船だったのです。

 

ナイは船体管理AIのファルコンと出会ったことで、共に宇宙の冒険に出発します。彼らは星々を巡りながら、さまざまな文明や異星人と交流し、謎や困難に立ち向かいます。

 

彼らが訪れる星には、美しい惑星や危険な宇宙ステーション、謎に包まれた遺跡などさまざまな場所が存在し、それぞれの場所で起こる事件や問題を解決するために、ナイとファルコンは協力し、友情を深めていきます。


次回乞うご期待!!   俺たちの戦いは、これからだ!!!



          ~完~


カクヨム(別作品)

https://kakuyomu.jp/my/works/16817330657459934974


ツイッチ

https://m.twitch.tv/rx104f/home

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