『とある武骨な街のド底辺大学卒業。卒業できたのは、パチンコで稼いだ玉を先生にあげて、メチャクチャ好かれたから、な、学生時代の父。』
(序文)
この文章1本で!満漢全席になれる!?意味不明になれる!?
無限の!無量大数の風味の読後感が得られて快感に!?
答えは、本作のシリーズを読んでから!
待ってます!
(筆者より)
※父の学生時代の話です。
とある武骨な街にあるド底辺大学へ進学するために受験し、当然、合格し、引っ越した父。
そんな父も3年間、大学へ通い、とうとう、4年目。パチンコに明け暮れる日々が続いていた。当然、大学の授業へは、参加していない。昼間から、いや、朝から、いや、開店直後からパチンコ店へ並び続ける毎日。怠惰すぎる暮らし。カップ焼きそばのUFOを食べて、ペプシを飲み、仕事もせず、親からの仕送りで喰いしのいできた数年間。
彼女(女)も自宅へ何人も連れ込み、同時に数十人の女と付き合い、ヒモになる毎日。
なので、無駄にお金は持っていたのかもしれない。『カイジ』的なペリカを。
そして、パチンコ店で知り合った、たまたま、その授業だけ受けていて、知り合って、その先生とパチンコ店で遭遇。人たらしな父は、学生時代、モノをあげて、今でいうメルカリな暮らしを送っていた。
例に及ばず、その先生にもパチンコ玉をプレゼントし、山ほどフィーバー。
メチャクチャ好かれて、先生に。
毎日、先生もパチンコ店へ通うようになり、お互い、意気投合。
お酒も飲む仲になる。いつも、決まった居酒屋で。飲み食いし、暮らしていた。
そして、卒業が近づく頃、父の単位が足りないと、学校の職員室で述べられて、路頭に迷う父。
しかし、ケンシロウな救世主が現れた。そう、あのパチンコ店のメチャクチャ好かれた先生だ。
「単位?足りない?単位なら、こいつ(父)にあげろよ。いい奴だから。」
この一言で、大逆転。逆転オセロニア。
そう、その先生は、大学の先生の中でも、ダースベイダーなメチャメチャ権力者だったのだ。
そして、何とか、大学を卒業できた、父。
しかし、大学の経験は活かせず、別の職業へ就任。ちなみに経済学部なのに、経済についての知識が浅すぎて、店を何件も倒産させています。実家すらも。
そんな話を、私は、何回も、何回も、何回も、聞かされて育った。
だって、狂った思想の父だもの。
(了)