『牛丼メガ盛りを食べられないミッドナイトダンシングなハイウェイに孤独な人生を感傷的に重ね合わせる深い深い夜。』
(序文)
この文章1本で!満漢全席になれる!?意味不明になれる!?
無限の!無量大数の風味の読後感が得られて快感に!?
答えは、本作のシリーズを読んでから!
待ってます!
(筆者より)
感傷的な夜。深い深い夜。高速道路を走っていた。トラックではなく普通自動車で。もちろん、暴走特急ではなく、安全運転で。スタローンのようにはいかない人生。そんな孤独を考えていつつ、走る。走る。走る。
と、何だか、牛丼メガ盛りを食べたくなってきた。しかし、この辺りに牛丼屋さんは無い。松屋、吉野家、すき家。と、すき家だけ、ひらがな漢字だ。ブルーオーシャン戦略。後は、全部、漢字。そんなくだらない雑学を考えつつ、車を走らせていると、どうやら、休憩所を発見した。しかし、バイオハザードのような怪しげな洋館のような休憩所にはバンパイアが出てきそうな雰囲気で恐怖感を得てしまった。
休憩所に到着。売店のメニューを見てみると、牛丼の姿は皆無だ。レバー丼ならあるのに。なんて、オカルトな休憩所だろうか?牛丼は無いのにレバー丼はある。おかしな話だ。いとおかし。をとおかし。いつものパターンだ。仕方がないから、何も買わずに、休憩所の駐車場へ。進んだ。
しかし、なぜだか?世界の事を考えると、感傷的な気持ちになり、孤独感に苛まれた。俺だけが。自分だけが。この世界に存在しているのではないかという不安。このミッドナイトダンシングな踊る夜に深い深い夜に孤独感を感じるのも無理はない。人っ子一人いない。そんな田舎町の休憩所。
早く、この田舎町を出て、1時に「JUNK」のフリートーク。2時に「ANN」のコーナー。を聞く予定の今日この頃。深夜はシティポップ。チルアウト。深夜よ、早く、過ぎろ。
嗚呼、牛丼メガ盛りを。夜が明けたら。都会で食べよう。
うん、そうしよう。
(了)




