プロローグ
皆さま初めまして、鈴波あきらと申します。
普段はアナログで絵を描いている人間が何を思ったのか昨今流行りの悪役令嬢モノにハマり、その流れで文字書きに初挑戦する事に致しました…何故。
拙いながらも自分が書きたいと思う世界をゆっくりと綴ってゆけたらいいなと思ってます。
それでは短いですがプロローグをどうぞ!
乙女ゲーム〜アンダルシオの恋歌〜
物語は魔法が存在する世界、アンダルシオ王国の王立魔導学園で始まる。
アンダルシオ王立魔導学園
此処では15歳を迎えた魔力を持つ貴族の子息令嬢が集まり魔法学を中心に様々な学業を三年間学ぶ全寮制の学園。
魔力とはこの世界では高位な身分の者…国を治める王族、そして貴族だけが持つ特異能力らしく身分の低い平民がその力を持つ事は極めて稀らしい。
そんな物語の主人公は平民出身ながらも魔力を持つ稀有な存在の少女。
子供に恵まれなかった男爵家の養子となり学園に入学し、攻略対象である6人のキャラクターと出会い、そして恋をする…
ファンタジー要素を取り入れた恋愛シミュレーションゲームではあるあるな設定と世界観ではあるな。うん。
と、状況整理の為にノートに書き綴ったソレを見て俺は深い溜息をついた。
俺の名前はアゲハ・セレスト
セレスト伯爵家の末の息子で将来は王立魔導学園でヒロインに出会い、恋をする…かもしれない攻略対象者の一人だそうだが…
「…いやなんで!!なんで俺が妹が遊んでたゲームの攻略対象者に転生したんだよ!?」
その正体は前世は大学生の男子という記憶を持つ特殊体質な6歳の少年であった。
[乙女ゲームの攻略対象に転生したようだが俺は悪役令嬢が気になります。]