【キースのメモ】果汁酒の作り方(6月12日追記)
試験的にレシピページを作ってみました。
個人的には存在した方が便利と思うのですが…本筋には関係ないので読み飛ばしていただいてOKです。
好評なようでしたら他のレシピページも追加していきたいと思います。
【果汁酒メモ】
・アロエ酒
効能:便秘、下痢、肌荒れ、冷え性、せき
用量:1日1~3杯
注意:妊婦・月経中は避ける
材料:アロエ500g、酒1.8リットル、ハチミツ1カップ、レモン5個
作り方:材料を瓶に入れて2ヶ月熟成させる。アロエは半月、レモンは2ヶ月程で取り出す。
・イチゴ酒
効能:滋養強壮
用量:1日20~30㏄
材料:イチゴ600g、砂糖200g、酒1.8リットル
作り方:イチゴのヘタを取り水気を切る。材料を全て瓶にいれて3~4ヶ月熟成させる。
・クコ酒
効能:不老長寿の妙薬、疲労回復、風邪
用量:1日1~2杯
材料:乾燥クコの実200g、酒1.8リットル、砂糖200g
作り方:材料を瓶に入れて3~6ヶ月熟成させる。3ヶ月したら材料を取り出し、布でこす。
・クワ酒
効能:咳止め、疲労回復、強壮
用量:1日1~2杯
材料:クワの実500~600g、砂糖100g、酒1.8リットル、レモン5個
作り方:材料を全て瓶に入れて3ヶ月程熟成させる。
メモを見ながらキースは大きくため息をつく。
「酒でありながら、もうこれは薬だな……。まぁ、これをマーゴ達が全部覚えられるわけないから、効能と用量をラベルにしておこう」
誰に言うでもなくそう言うと、小さな紙にメモの内容を書き写す。時間は既に深夜を回っており、診療所の灯りは消えキースの机の上だけが明るく光っている。
「グレイスは寝たかな……」
一緒に作業をするという彼女を無理やり先に寝させたのはキースだった。簡単な書類の整理だったこともあり、彼女を先に寝室へ行かせた。新たな診療所が始まってから、グレイスは温泉に診療所、酒場と休む間もなく働いているので、少しでも早く休ませたかったのだ。ただ寝室でフェンリルにくるまって寝ている彼女のことを想像すると、何故か理由のない苛立ちがキースの中で広がっていった。
誰が止めたわけでもないが、二人の関係はまだ男女の関係にない。貧民街の診療所にも部屋が二部屋あったので自然と別々の部屋で就寝していたが、鍾乳洞でも寝室も何故か二部屋用意されていた。そのためキースはグレイスとの距離を縮めることができずにいたのだ。
ただキースも大人だ。関係を焦るわけではなかったが、ある日からフェンリルが彼女の部屋に入り浸っていると聞き、理不尽な扱いを受けているような気持ちになっていた。
「別にフェンリルに嫉妬するわけじゃないけどさ……」
手に持っていたペンを投げるようにして、机に放りだしキースはグレイスに想いを馳せた。
【注意】
今回紹介した『果汁酒』による効能はあくまでも民間療法です。経験に基づいた知識であるため体質に合わない場合があります。体調に異変を感じた場合は、直ぐに使用を中止してください。
【参考文献】
e-yakusou.com:健康を維持する薬用酒/健康酒のご案内(最終閲覧日:2019年6月11日)
http://www.e-yakusou.com/yakusou/yo005.htm
オエノングループ:クワ酒の作り方・手作りレシピ(最終閲覧日:2019年6月11日)
https://www.oenon.jp/product/shochu/white-liquor/kajitsushu/recipe/kuwa.html
【御礼】
多数のブックマーク、評価をいただき本当にありがとうございます。




