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悪役令嬢、おばあちゃんの知恵で大聖女に?! 〜『医者の嫁』ライフ満喫計画がまったく進捗しない件〜   作者: 小早川真寛
3章 聖女篇

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【キースのメモ】梅関連商品の作り方(6月17日追記)

6月17日に追記しました。

本編には関係ないので読み飛ばしていただいてOKでございます。

【梅関連商品の作り方】

・梅シロップの作り方

≪材料≫

・梅1kg、氷砂糖1kg、酒1カップ


≪作り方≫

1:梅を綺麗に洗って清潔な布で拭き取る。


2:梅のヘタを取り除く。


3:瓶に砂糖→梅→砂糖→梅→砂糖の順番で交互に入れる。


4:酒1カップを入れる。


5:1日に数回、瓶を上下に返して冷暗所で保存する。2~3週間ほどで飲み頃となる。



・梅ジャムの作り方

≪材料≫

・梅1kg(梅肉エキス、梅シロップで使い終わった梅でも可)

・砂糖500g

・レモン汁1/2個


≪作り方≫

1:梅だけで下茹でをする。弱火にして15分ほど煮る。


2:アクが出てくるので適宜取り除く。


3:種を取り除く。

※梅シロップを作った梅を使う場合は1~2の工程は省略する。


4:果肉に砂糖を加えて、30分ほど炊く。


5:やはりアクが出てくるので、適宜取り除く。





 キースはメモを見返して、小さく感心する。


「グレイスが梅に関する商品を色々開発するのは当たり前って気がしていたけど、リタ達まで考え付くとはね……。ちょっと驚いたよ」


「ですわよね?私も感動いたしましたわ」


 グレイスは肩ごしにキースのメモを覗き込む。


「1日に数十分の授業で何ができるか、悩んでおりましたが子ども達にいい影響を与えているようですわ」


「もうちょっと子供らしく遊ばせてあげたい気もするんだけどね」


「キース様は子供らしく遊んでいらっしゃいましたの?」


「そうだね――」と言いながらキースは自分が彼女達と同じ年だった頃を振り返った。そして漠然と『医者になりたい』と思っていたが学園生活を楽しんでいたことには変わらなかったことを思い出したのだ。そのため工場で働き自分達の飯のタネを必死で考えている彼女達にキースは同情を禁じえなかった。


「私は――子供らしく遊べたかしら……」


 グレイスの寂しそうな横顔にキースは胸が締め付けられるのを感じた。公爵令嬢という響きは華やかだが、第二王子の婚約者という立場は決して楽しいだけの人生ではない。王妃教育、礼儀作法、王室のしきたり……学園で学ぶこと以外にも膨大な時間と努力を彼女がそれに割いていることをキースは誰よりも知っていた。そして、そんな彼女の努力はこの貧民街では実らないこともキースは知っている。


『公爵家に戻ったら……?』とキースは口に出しかけたが、喉が閉まるような錯覚を感じた。それを口にするとグレイスが激怒するからではない。本当に彼女がその言葉に従ってしまった時のことを考えると、口に出すことが怖くなっていたのだ。


【追記】

6月17日に追記いたしました。

本編は本日午前6時に公開予定でございます。


【参考文献】

和光:梅ジュース・梅シロップの作り方レシピ(最終閲覧日:2019年5月25日)

http://www.nagomi-shop.jp/info/umesyrup.shtml


白ごはん.com:果肉感たっぷりの梅ジャムのレシピ/作り方(最終閲覧日:2019年6月16日)

https://www.sirogohan.com/recipe/umejamu/


Cookpad:使い終わったシワシワ梅で作る梅ジャム(最終閲覧日:2019年6月16日)

https://cookpad.com/recipe/2252670


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