表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢、おばあちゃんの知恵で大聖女に?! 〜『医者の嫁』ライフ満喫計画がまったく進捗しない件〜   作者: 小早川真寛
1章 梅干し編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/110

【キースのメモ】梅干し作り(6月13日日追記)

「好評」というような反応はありませんでしたが、「不評」という声もなかったので【キースのメモ】を追記していきます。

本編には驚くほど関係ありませんので、読み飛ばしていただいてOKでございます。

≪材料≫

・梅……2kg

・あら塩…360~400g

・酒…少量


≪用意する物≫

・壺

・重石(梅の二倍の重さ)

・ザル


≪作り方≫

1:梅を綺麗に洗って清潔な布で拭き取る。


2:梅のヘタを取り除く。

※梅が傷つかないように注意する。


3:酒で拭き取り清潔にした壺に塩→梅→塩→梅→塩の順で入れる。

※上にいくほど塩の量を増やすのがコツ


4:一番上は塩になるように梅を隠したら落し蓋を乗せ重石を乗せ、1ヶ月漬ける。


※漬けている間にカビが生えた場合は、その梅干しだけを除く。

梅酢がカビで濁ってしまった場合は、梅酢を布でこし、鍋で再沸騰させる。粗熱が取れたらろ過して壺に戻す。


5:天日干しをする。

1日目:平らなザルの上に梅干しを並べて日光に当てる。日が落ちる前に取り込み、梅酢に再び漬ける。

2・3日目:再びザルの上で干すが、夜通し干したままにする。

4日目:日が落ちる前に取り込み壺に入れて完成。




 キースはメモをまとめ直し、ふーーっとため息をつく。


「これは本当に大変だった」


 途中からリタとレオを無理やり手伝わせたからよかったものの、二人であれだけの量の梅干しを干すとなれば相当な労働になっていただろうと思い返した。


「そして驚くほど不味かった……」


 試食として食べた時、口の中に広がった酸味が再び口の中に広がるような気がしてキースは思わず身震いした。労働の対価に全く見合わない味がキースは未だに不満だった。


「グレイスが美味しそうに食べるから騙されたんだよな」


 酸っぱい酸っぱいと言いながら嬉しそうに梅干しを食べている彼女の表情を思い出し、キースは微笑む。


「来年も一緒に漬けようって言ってくれていたよな……」


 それは叶わない願いだとは分かっていたが、どうしてもその言葉に期待してしまう自分がいることにキースは静かな焦りを感じていた。


【追記】

6月13日追記しました。


【参考文献】

和味:梅干しの作り方(漬け方) (最終閲覧日:2019年4月23日)

http://www.nagomi-shop.jp/info/umeboshi.shtml


こだま食品株式会社:昔ながらの手作り梅の漬け方(最終閲覧日:2019年4月23日)

https://www.kodama-foods.co.jp/pickles-memo/pic-ume/u_shiso.html

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ランキング上昇中?!→小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ