わーむほーる
それはね
入口と出口が直結してる
見えない見えない虫くい穴
ハイスピードな通行証を
持ち歩いてる言葉が通る
ねじれた世界を繋ぎたがった
哀れな虫たちの祭りの跡
ノンストップ
ブレーキレス
出口までの直通道路
赤色灯も
ブレーキランプも
玉切れのように静かな夜
穴をあけた虫たちは
とうの昔に死んでしまって
誰もその穴を埋めようともせず
好き勝手に通ってる
入った言葉は砕かれて
微細な粒に分解されて
吸い込まれた勢いのまま
出口から外へと飛び出した
何ともわからない罵声たちが
ただ浴びるように降り積もる
そんな出口に君はいる
ねぇ知ってる?
僕は入り口にいるんだよ
ありがとうございました。