私と私
幕が上がるまでしばしお待ちを
それまでこの幕間の一時を
お楽しみご覧あれ
私は、周りを変える力を持っていない
私は、自分を通せる意思は無い
私は、私は、私は……
私は、自分の望みが叶う姿が、想像出来ない。
私には、やりたい事がある
私には、叶えたい夢がある
私には、私には、私には……
そんな事を夢に見るだけで、私は一生を終えるだろう
物心がつく頃には、私は兄と鍛錬をしていた
私は小さいながらも、兄の実力に憧れ、追いつこうと必死に頑張った
兄は、下手くそな私にいつも優しく教えてくれた
だから、私は頑張った
でも、そんな優しい兄はもういない
もう二度と、会えない場所へと行ってしまった
もう二度と、教えてもらう事は出来ない
もう二度と、優しく頭を撫でながら褒めて貰えない
もう二度と、追いつく事は出来ない
私は、置いて行かれてしまった
兄は、私を待っているのだろうか?
兄は、私にはまだ早いと言うだろうか?
私は、今の仕事に誇りを持っている
だからこそ、兄を超えたいとも思う
ただ、それはもう叶わない
中途半端な私
臆病な私
自分自身を認めない私
憧れるだけの私
私は、一体何なんだろう?
誰か教えてくれないだろうか?
教えて貰える筈が無い
自分は自分にしか、分からないのだから
そんな事はもう分かっているのに
分かっている筈なのに
誰か
誰か
誰か
聞いてくれるだけでいい
答えなど求めていない
黙ってじっと聞いてほしい
そして、優しく頷くだけでいい
最後まで聞いた後に、たった一言こう言って欲しい
「 」
それだけで、私は救われる
だから、私は救われない
↓大事なお知らせがあるよ∠(`・ω・´)





