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対ドリュー 練習試合

ステータスは最初のほうだけよりわかりやすくするために載せますが、そのうちアバウトにします。

てかもうなってます。

 前回までのあらすじ、僕はどうやら技を奪える妙なキャラクターを手にしたようだ。

しかしそれは攻撃力が恐ろしく低かった。


 初期の近接クリープですら、味方の近接、遠距離クリープがいなければ、殴り合いでかなり消耗するだろう。


 数値が物語っていた。

ここでステータスを確認。


属性:AGI(素早さ)

レベル:1

HP:220/220

MP:500/500

攻撃力:30

攻撃速度:65(1秒に0.65回攻撃)

アーマー:3(物理ダメージを9%減少)

STR:1

AGI:15

INT:15


 これは明らかにHP最大値が低く攻撃も並で、火力は弱いということだ。

元々がAGIヒーローなので、素早さを上げれば攻撃力も速度もアーマーも手に入る、つまり戦闘の火力だけならAGIを上げれば解決か。


 しかし、STR1はまずい、220のHPは、前作のBOTET2ならば、レベル3の魔法使いキャラに殺されるレベルだ。


 序盤に火力アップの剣アイテムを買うキャラではない、これはSTRが+5とその他が3ずつ上がる力の腕輪を買うべきだった。


 残りゴールド200、まぁいい。

ここは稼いで今からでも手に入れるべきだ。

それと重大なこと。


 僕は久しぶりにこのジャンルに振れたためあることを忘れていた、序盤の回復アイテムだ。


 現在、ドリューからは攻撃を受けていない、向かいの川の向こうにいて、坂で川を降りてそこでお互いがぶつかっているため、僕だけがドリューを狙える状況、【遠距離切り替え】を取って正解だ。


 しばらくラストヒットを取りつつ、要約お金が稼げる、さて買い物と思ったが、どこでもアイテムが買えるわけじゃない、拠点のショップからアイテムを買って運搬してくれる荷馬が必要だ。

荷馬を買うのにも拠点を寄らなければ、と思っていたがどうやら今作では初心者のレベル帯も意識してかどこからでも、荷馬を購入可能だ。

購入後もアイテムとして使うことなく勝手に出てきてくれる。


 僕は、ダンボと呼ばれる木を切って食べることのできるアイテムを購入、4つ付いてきてお得だ。

意味がわからないって? そのまんまんだ、このアイテムを使うと木を食べれるのだ。

木を食べると一定時間HPの自然回復が上がる。


 そして目当ての腕輪も入手力が上がってるのを感じる。


 この時点で、僕はドリューが苦戦しているかもしれないと思った。


 ダメージを受けたときに本当に痛みを感じたため、今僕が攻撃するたびにドリューも痛がっているのかと思うと少し気が引ける。


ドリューと同じくレベル4に達していて

属性:AGI(素早さ)

レベル:4

HP:440/440

MP:740/740

攻撃力:42

攻撃速度:77(1秒に0.74回攻撃)

アーマー:5(物理ダメージを12%減少)

STR:7+5(12)

AGI:24+3(27)

INT:24+3(27)

【遠距離切り替え】Lv1

【熟練の技】Lv1

【技見切り】Lv2

といった感じ、必殺技を使うための基本的構成かもしれない。


 「意外ときついぞ」

全体ボイスチャットでドリューが言った。

「遠距離は強いなあ」

僕は同じくボイスチャットで言った。


 ドリューは何かを思いついたのか、クリープの波から前に出て僕の近くへくる。

そしていきなり地面に潜ったのだ。

すぐに地面から出てきたため対応できずクリーンに受けてしまう。


 いや、違う。

これは、スタン、つまり僕の反応速度や意思と関係なくキャラが動かなくなる。

少しの間だが近距離火力を上げる装備を手に入れているモールシェイカーの攻撃にスキルマスターのHPはすぐに半分近くまで減った。


 というかこの時驚いたのは、痛さが半端ない。

これちょっとこのゲーム辛くないすか。

VRMMOの場合はなるべくダメージを受けずにもできるのだが、このゲームはそうはいかない、うーん慣れるものかな。


 僕は急いで移動し、近くのタワーまで逃げた。

タワーは1つのレーン(道なり)に3つ程ある、3rdタワーと2ndタワーと相手に一番近い1stタワーだ。

一定範囲内の敵を見つけると自動攻撃してくれる、それに透明も看破できる。


 便利だしタワーの範囲内まで来ると大抵死にかけ出ない限り獲物をあきらめる。


 あきらめたのかドリュータワーの攻撃を1発うけると逃げ帰る。

そして僕は順調に成長していった。

そして僕たちの側がレーンを押し始めて少したったころULTスキルを取得。

これによりついに技が奪える。

ステータスも上がったし、それなりにアイテムも購入して揃えた。


 もっと順調にと相手のタワーを殴り始めた。

よくなかった。

ドリューが潜って隠れていたのだ。


 出てきたことによって僕はスタンを受ける。

タワーの炎の攻撃は味方クリープが受けているがそれが死ねば僕だ。

逃げようとするがドリューや敵のクリープは僕を殴ってくる。


 命からがら生き残りダンボを食べて回復開始。

というかこのゲームダメージ受けたときどころか、HPが極度に低くなると常に痛みを感じるんですけど、それもあって早く瀕死状態から抜けたかった。


 「そろそろかな?」

クリープの波が相手のタワー前なために経験値が拾える範囲にいない。

ここで差がついたかもしれない。

だが、少しの間だけだ。




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