合宿の始まりだよ
ついに仲間増えました
今日も足を運んでいただいてありがとうございます
今日はいつもより文章多いかも
合宿当日、冒険者なりたての初心者が一斉に闘技場に集められた。
この闘技場はギルドが運営している施設の中で最大の大きさを誇る施設だ。
月に一度行われるモンスターと冒険者の戦いは観客を熱くさせなかには冒険者同士の素手での殴り合いもあるそうだ。
冒険者同士のいざこざは凶器をもっての殺し合いという最悪な結果になりかねない、それを見かねたギルド長の計らいでこういった催しができたようだ。
なんでも腕っぷしこそすべての世界ならしい。いやーなんて物騒な、まあこの世界で数々の修羅場を乗り越え戦ってきた冒険者たちにはあるていど敬意をはらわないといけないかもしれないが。
『いまから開会式を始める。俺がギルド長にしてドラゴンスレイヤーのゲオルギオスだ』
筋骨隆々の2m級おっさんが開会宣言をあげると同時にあふれんばかりの拍手が会場を埋め尽くす。
『お前らの中からいずれ俺の右腕となれるものが出てくるのを期待している大いに修練に励め』
彼はその発言を残すと颯爽に去っていった。
英雄というものはこういうものなのか彼の発言には重みがありカリスマ性を持っていた。会場にいるほとんどの人が崇め羨み何とも言えない表情で彼の開会宣言の余韻にひたっていた。なかには感極まって泣いている人までいる。
しばらくすると司会の人が各自パーティを組むように指示してきた。会場にいるのは様々で魔法学校からの生徒と思われる集団や中には武闘派集団までいた。
俺はというと何故かというか必然的というかスキル持ちのエリート集団の中まざっていた
っていうか選択を間違ったかもしれない魔法とか習いたいし先に魔法学校とか行っておけばよかったかもとまあ冒険者になった後でもはいれるかもしれないしと考えていると
「やぁ、僕の名前はペルセウス、これでもいちおう王都管轄の剣術学校主席なんだよ、君はたしかユニークスキル持ちのはじめだったかな、転生者ときいたけど」
!?なんでそれを、、ニーチェさんが勝手に漏らしたのか!?いや昨日は確かあぁ、めんどくさくなって、、、、あ、そういえば自己紹介とか全任せにしたんだっけ、、、、確かステータス用紙そのまま渡してしまって
「、、、、、どこでそれを、、、」
一応聞いてみることにした
「あ、違うよギルドの掲示板から見たんじゃなくてお父さんがこんなやつがいたっていろいろおしえてくれたからさ」
慌てふためきながら彼女は発言した。どこか中性的で美人な様相をしている彼女からはいいにおいがする、、、、って違った。今はパーティの話だ
「おとうさん?」
「んーと聞いてないかなお父さん今王国の近くで露店商やっているんだけど」
「え、、、師匠の娘さん!?」
「そうそう、あと困ってたよ大げさに師匠呼ばわりするから。まあお父さんも昔はギルド長のパーティの一員で有名だったんだけどね。あとお父さんがねパーティを組むならハジメとくめってうるさくて。あ、いや違うよはじめと組むのがいやってわけじゃなく、今さっきまであってもなかったからね。むしろいいっていうかその、、」
えええええええええええ師匠そんなにすごい人だったの、ってかこんな可愛い娘がいたの!?初耳なんだけど、紹介してくれよって紹介してくれたのか
ってか最後のほう全然聞こえなかったけどまあいいか聞き直してうざがられるのも嫌だしな
「えとその、、パーティのお誘いだよね、、こんな俺でよければ是非」
俺は内心ひやひやしながらかっこつけて余裕な返事をかえした
「やった!そのよろしくね!」
彼女はそういうと俺の右手を引っ張り強引に握手をしてきた。やばいかわいい
こうして僕っ娘ペルセウスが仲間になった。