勇者「醤油取って」魔王「はい」 な関係
あるところにとっても平和な国がありました。
争いもなく、皆が笑顔で暮らしている幸せな世界
しかし、そんな世界に唐突に表れた”魔王”
彼女は言いました。
「え、あの、私なんでこんな所に居るんですか・・? さっきまで家でお茶飲んでたんですけど・・・。
へ?魔王?なんですかそれ、知りませんよそんなのぉ・・・宣言?
人間を、こ、殺す?だ、ダメですよぉそんなのっ!い、痛いのはめっ、です!
あ、でも人間さんも魔族さんを攻撃しちゃうんですか・・・?
え、えと、じゃ、じゃあ、あれですよ!痛くない位に反撃しましょう!で、でも殺しちゃだめですよ!?
ちょっと怪我をしちゃうくらいにして、帰ってもらうんです!
そうすればきっと”もうこりごりだ~”って言って、二度と攻めてきませんよ!ね?」
なんと恐ろしい宣言でしょう
国の人々は恐怖し、絶望しました。
そこで国の魔術師は”勇者召喚”を決めました
勇者を召還して、魔王を討って貰うのです。
そして召還された勇者は言いました。
「あ?え?何処、ここ?
俺さっきまで道場で的射てたよね?なんでこんなトコいんのさ
は?勇者?なんだよそれ、何かのジョーク?ってか集団コスプレでもしてんのあんた等
え、マジ?俺、本当に勇者召喚とかされちゃったの?
まて、待て、待て、待て、お前ら、俺元の世界に帰れるんだよな!?
100歩譲って召還されたのがマジでも、帰れるんだよなぁ!?
・・・顔そらすなよテメェらぁあぁあああ!!!!」
なんと頼もしい言葉でしょうか!
この言葉に国の民は大いに喝采し、希望を見出しました。
そして勇者の旅立ち
共に旅した2人の英雄は、勇者と共に魔王城へと赴き、魔王と対峙しました
圧倒的な魔王の放つ魔力
その重圧に耐えかねた英雄2人は、早くも膝を着きます
しかし、勇者は勇敢にも立ち向かった!
「あー、魔王さん?」
「ひゃ、ひゃい!」
「どうも、勇者です」
「え、ぁ・・・は、初めまして! 村田雫って言います!魔王やってます!」
「あ、御丁寧にどうも、須藤哲です」
「ど、どうも・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
勇者(どう見ても日本人だろ) 魔王(日本人・・・よね?)
こうして世界の命運を掛けた戦いが、今始まったのである!
なんかね、うん、書きたかった
もしかしたらシリーズになる・・・かも