Alter Ego 〜人は『魔法』を、彼らは『異能』を〜
全ての人間に善性が宿る理想郷。
命の価値は平等であり、立場の違いによる争いは起こらない。
犯罪を犯す悪人は絵本の中の創作にのみ登場する幻想の存在だ。
誰もが他者と手を取り、尊重し合える善人しかいない世界。
そんな理想論が日常と化した国「エイヴァロン」。
その世界には魔法がある。
魔法は人間にしか扱えない。
その世界には魔物がいる。
魔物は魔法を使えず、理から外れた力『異能』を操る。
その世界では善悪の基準は明確である。
人間が善で、それ以外の全てが悪だ。
そんな世界の法則から外れてしまった者はどう生きるのだろう。
青年は心を殺す毎日を送っていた。
己のうちに抱えたものが間違いではないと思いたくて、理から外れたモノの中に、大切なものが存在すると信じて、、。
正しさの暴力で精神を摩耗する彼、主人公『ラース』は日々、己の身を傷つけるのが習慣だった。
世界の基準から爪弾きされ、内に秘めたそれを隠す毎日。
そんな彼に突如として転機が訪れる。
この物語は、彼が人であることをやめることで始まる。
ぜひ、見届けてほしい。
人でなくなった化け物が選ぶ選択は、果たして間違いなのかどうか、、、。
序章 『悪逆の出獄』
プロローグ 『善意で汚れた身体』
2024/10/25 01:38
(改)
序章1 『それが万人を救う言葉でも』
2024/10/25 04:02
(改)
序章2 『黒雨』
2024/10/25 06:25
(改)
序章3 『港町ヴィーグナ』
2024/10/27 01:35
序章4 『黒蛇の暴虐』
2024/10/27 16:04
(改)
序章5 『自傷に磨かれた戦闘技術』
2024/10/28 01:36
序章6 『生きたい理由』
2024/10/29 01:41
(改)
序章7 『繰り返した過ち』
2024/10/31 01:51
序章8 『根源』
2024/10/31 09:28
(改)
序章9 『理想郷にさよならを』
2024/10/31 20:43
(改)
閑話 『彼、もしくは彼女は、、』
2024/11/02 01:36
(改)