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表と裏

「で、変更ってのは何だ?”人面”」


俺が尋ねると”人面”は言う


「ええ、根本の部分には変更は有りませんが―――

過程の部分がかなり変更されました」


「如何言う風に?」


「先ず―――このリスティーナ王国を包囲します」





「では第二回戦を開始します!

両組、前へ!」


外から審判たぶんの声がする


「準備はいいか?正一郎」


ケインが言う


「ああ」


「よし、行こうか!」


ラスティが意気込み、開いた門から出て行く





「・・・どうやって?」


「アレックス様の力をお借りします」


サラリと言う”人面”


「アレックス様の”速度”の力で一気に接近します」


「分かった、仮に接近したとしよう・・・問題の正一郎はどうするんだ?」


「彼には別の勢力を相手にして貰いましょう」


「何処のだよ」


「ここです」


”人面”は地図を広げ、端の辺りを指差す


「・・・『ウェリア』、か。あの国が動くか?」


―――――要塞都市、ウェリア

小国だがその国の歴史はかなり長い

何故なら自国の城壁内に牧草地や畑、そして豊富な涌き水などを備えているため

長期の篭城戦が可能だからだ、更には・・・”超長距離兵器”も備えているらしい

噂によると膨大な魔力を一点に集中させて発射する兵器らしい


「動きます、いえ、動かさせました」


「・・・まあその点は聞かないででおくか

俺は如何すればいいんだ?」


「そうですね・・・取り敢えず数十キロ先に兵を控えさせています

それを一気に引き寄せてください」


「・・・冗談、魔力が足りねえよ」


「魔力回復薬を揃えさせていただきました」


そう言って”人面”は恐ろしい数のエリクサーを取りだした





「両組、構え!」


審判が言う


正面に竹刀を構える


「始め!」


「行くぞ!」

「はあっ!」


開始の合図と共に前衛の二人が駆けてくる


ガーネットさんはケインの方に、ジェシカさんは俺の方に


・・・そういやジェシカさんの戦い方あんまり知らないな

だからぶつけてきたのか?


そう考えている内に十分に接近してきたジェシカさんは剣を振り上げ―――振り下ろす


対する俺は迫る剣を迎え撃つべく下から竹刀を振り上げる


二つの剣筋が交差し―――俺の竹刀はジェシカさんの剣を弾く


「くっ!」


弾かれたジェシカさんは少し後退する


狙うなら―――今!


俺は一歩踏み込み、竹刀を前に突きだす


それは直に横に飛んだジェシカさんに避けられる


そのまま竹刀を横に振る


それは的確にジェシカさんの横腹を捕え、吹き飛ばす


「これで―――


続きは飛んできた矢に遮られる


直に飛んできた方向を見ると―――こっちに弓を向けているルシアさんがいた


ラスティの相手じゃなかったのかよ


見回す・・・そして直に探していた人は見つかる


・・・足を氷に捕らわれた状態のラスティが


ったく、何やってんだか





「作戦開始は?」


「先にウェリアの兵が来てからですね」


「分かった。・・・ったく、閣下も面倒な事を・・・

俺に任せておけばいいものを」


「あら、閣下なんてつれない呼び方ですね?

アレックス=ティルト皇子?」


「・・・・・・」


「もう少し歩み寄ってあげてもいいのではありませんか?

それに、兵士の真似事何てしなくても城の皆は―――」


「煩い、俺は俺のやり方で俺の事を認めさせるだけだ」


「・・・すみませんでした、出過ぎた真似をお許しください」


「・・・いい、それにその体で敬語なんて使うな、寒気がする」


「そうですか、・・・それではまた数分後に」


「ああ」


ア「我は偉い!我を崇めよ!讃えよ!」


・・・キャラが完璧変わったな


ア「・・・冗談だ、偉ぶって見たかった」


ああ・・・お前もそんなお年頃、か


ア「何その遠い目!?お前は一体何を見ているんだ!?」


(次回予告!)


正「決着!?二回戦!

そして牙を剥く陰謀――――

次回!王の条件

期待していてくれよな!」


(注、内容は急遽変更される場合が有ります、ご注意ください


真っ黒ストックでっておいで~


出てこないと食べちゃうぞ~☆


・・・すいません、壊れているのは受験のせいです

ええそうですとも


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