対戦表
登録が済んだ後、俺達は今回の会場である”大闘技場”の中に入る
そこは・・・古代ローマ闘技場の様な形をしている所だった
リングの大きさなどは流石に大と付いているだけ有り、昨日の所の数倍はあった
だが観客席などは昨日の所よりか高い位置にあるようだ
そして壁なども昨日と比べ、随分堅い素材が使われているようだ
・・・なんでだろうな
☆
「では――――大会の表を発表する」
国王が昨日と同じベランダの様な場所に立ち、言う
歓声が上がる
国王はそれを止めず、ゆっくり待ってから再び口を開いた
「一回戦!
”死角無し”対”砂塵”!」
片方は・・・”聖騎士”が出るのか
って・・・昨日”聖騎士”を倒した女とケインに負けた盗賊っぽい奴もいるな
・・・まるで寄せ集め見たいだ、統率取れんのかよ
もう片方は―――フード被った三人組か
まったく顔は見えないな
「二回戦!
”すたーですとろいやーず”対”ガジル”!」
がじる?・・・齧るのか?
えーっと・・・そのチームは・・・居た
ガーネットさんにジェシカさん、それにルシアさん、か
姉妹なんだから当然の組み合わせなんだろうな
しかし・・・一体どんな関係が有るんだ?チーム名とあの三人は
「初戦からか」
ケインが言う
「取り敢えず、ガーネットさんの相手は任せたよ?ケイン」
そしてラスティが満面の笑みでケインの肩を叩いた
「んな!?何で俺が!」
ケインが動揺したように言う
「個人戦で戦えなかったんだから譲ってやるよ」
そこに俺も追い打ちをかける
だって俺、武器壊されんの嫌だし、強化型どうしお似合いだろ
「この四組が今大会に名乗りを上げてくれた
皆、盛大な拍手を!
なお―――一回戦は三十分後に開始とする」
国王がそう言うと、皆控室で有ろう方向に向かって行った
☆
―――――アレックス視点―――――
俺は考える
準優勝さえすれば、称号を貰うと言う面目で国王に接近できるはず
―――つまり、一回戦にさえ勝利すれば目的は達成できる
そこまでは良い、順調”だった”
なのに今更問題が発生した
次の対戦相手だ
フードを被ってはいたがチラリと見えたあの四本の指
・・・多分、いやほぼ間違いなくあの”馬鹿”だ
一体何のために?
考えられるとしたら
俺と同じ国王暗殺の任務を受けた、か
単なる腕試し、だな
・・・腕試しか
俺の邪魔しに来たって事は無い・・・だろう
と、言うか
・・・仮にも”人天森海”の一人だよな?あいつ
それを簡単に潜入させるなんて・・・この国の警備はどうなってんだ?
俺もそのお陰で簡単に侵入できている訳だが
もし・・・もし本当に邪魔しに来たんだったとしたら
俺はどう対応すりゃいいんだ?
・・・まあ、単なる杞憂かもしれないし、人違いの可能性も無いとは言い切れないんだがな
HEY!作者だよ!
ア「・・・俺、どんどん不幸になって行ってないか?」
HAHAHA!君には今不幸属性がついているのSA!
ア「・・・うう」
泣くな!ジOー!!
ア「お前のせいだろうがあああ!」
メキャ・・・
首!取れる取れる!
ア「はっはは!そんなにやわじゃないさ!
それに・・・首くらい無くたって死にはしないさ!」
死 ぬ わ!お前は俺を何だと思ってるんだ!?
ア「作者」
・・・そう言われると返す言葉がないな
ア「じゃ、納得してくれたところで・・・逝ってみようか」
字が!お前分かってて言って―――ぎおえあー!
≪次回予告です≫
ジ「はーい!私の番ね!
侵入した”馬鹿”との戦い!
次回!潜入した人その六!
楽しみにしていてね!」
ざんねん!! わたしのすとっくは これで おわって しまった!!
・・・知る人ぞ知るシャドウゲOト、とても面白いと思う