竹刀の秘密
ケインの足音がしなくなった
・・・さて、俺、お前に言いたい事が有ったんだ
(何だ?愛の告白か?)
違うわ!竹刀の事だ
(竹刀・・・ああ、それがどうかしたか?)
どうかしたかじゃねえだろう!?
さっきの試合の途中危険な音がしたよ!?
(大丈夫だ、放っておけば直る)
直らねえよ!?竹刀に自己修復機能なんて付いてねえよ!?
(直るさ、諦めなければ)
誰がだよ
(竹刀)
誰が判断するんだよ
(私だ)
お前かよ!
(と、言う冗談は置いといて)
冗談かい
(ちゃんとした理由があってだな)
先に言おうな?そう言う事は
(実はその竹刀は竹100%の竹刀では無い!)
何ぃ!?
(それは実は3%違う材質でできている)
そ、その材料は・・・?
(世界樹、”ユグドラシル”だ)
ユグドラシル?
(・・・分からんか?まあいい
”ユグドラシル”とは世界樹の名だ
下界と上界を繋ぐ役目も果たしている)
へえ、随分凄いものが使われてるなあ。これ
(ああ、そして”ユグドラシル”のカケラは魔力で修復する)
なるほどな
(だからそれに魔力を入れておけば直る、というわけだ)
OK、理解した
(まったく・・・準神々の遺産を壊したら私の責任になるんだ
気をつけろよ?)
何?準神々の遺産?この竹刀がか?
(ああ)
いや・・・じゃあ今まで真剣と打ちあっても壊れなかったのは?
(そのおかげだ)
魔物を倒せるのも?
(そのおかげだ)
へえ・・・知らなかったな
(言ってないからな)
いや、そう言う大事な事は早く言おうな?
(ああ、次回からはそうするよ・・・覚えてたらな)
ああそうだよな、お前ってそう言う人間だよな
(人間ではない、神だ)
それもそうか
しかし・・・3%”ユグドラシル”って奴が含まれてると
準神々の遺産認定されるのなら・・・
100%のを作ったらどうなるんだ?
(まあ確実に神々の遺産に認定されるだろうな)
なるほどな・・・その”ユグドラシル”は何処にあるんだ?
(彷徨いの森だ)
・・・ああ、そう言う事か
(理解したか?何故私たちが最初にエルフ達を味方に付けたか)
ああ理解できた
なるほど、対策は万全って事か
(そう言う事だ)
材料確保と、し―――――
「さあ決勝戦の準備が出来ました!」
俺の考えは外の審判に遮られる
まあ、態々言う事でも無かったし、いいか
HAY!皆さん元気ですか?俺?絶賛元気ですぜ?
正「久しぶりの後書き進出だぜ!」
おお、直ったのか正一郎
正「どうしてだろう?漢字が違う気がするのは?」
気のせいだ
さて、正一郎の妄言は無視して投票の結果を見てみようか
・・・・・な、何ぃ!?
同点だと!?
これは俺に決めろって事か?・・・いやしかし、読者様に優劣は付けられない
・・・そうか!分かったぞ!これは俺への挑戦状か!
更新スピードをそのままに、長くできるかどうかの!
よし!次の話でさっそく試してみよう!
正「いや、それどんだけポジティb――――」☆アイキャッチ☆
ア「何それ!?」
アイキャッチとは
・・・言わせたくないセリフを強制的に止めさせる必殺技・・・
ア・正「「お、恐ろしい!」」
(注、違います
ま、ココで使われる正確な意味はそれだから。よろしく
正確な意味はググってくれ、皆さん
さあ!次回予告だ!
正「行くぜ!復活第一回!
始まる決勝戦!
期待しててくれよ!」




