待ち時間
おお!八十話目!
・・・ここまで来れたのも皆さんの応援のおかげです!
ありがとうございました!柿の種先生の次回作に―――って終わりませんよ!?
これからもよろしくお願いします
「おーっす」
ケインが入って来て直に言う
それと同時にガーネットさんが出ていく
「おーっす、どうだったんだ?試合は」
俺もそれに対して返し、ついでに気になっていた結果を聞く
相手の前の試合は早過ぎて見れなかったからな
「おう、勝ったぜ」
ケインがサラッと言う
「へえ、どんな戦法で勝ったんだ?」
やっぱり力押しか?
「へっ、それは秘密だな。首を洗って待ってやがれ」
「んだよ、ケチだな」
「節約だよ、節約」
節約って・・・
「減るもんでもねえだろうに」
「減るのさ、お前にも使う予定だからな」
おい、使いまわしかよ
そう考えた時に外から歓声が聞こえてくる
「お、決まったんじゃねえか?」
「まさか、早すぎだろ」
「いやー、手応え無いわねー」
そう言ってガーネットさんが汗一つかかずに入って来る
「「嘘!?」」
俺とケインが同時に叫ぶ
「いや!早すぎだろ!どんな勝ち方したんだよ!」
「ん?始まって直の相手の一撃の時に武器をこう・・・根元からすっぱりと」
わあ~お
・・・って、トコトン相手の武器を壊すのな
俺の武器・・・鉄じゃないんだよ?
竹だよ?竹
鉄でもすっぱりのグッドな切れ味の剣×強化されたガーネットさんの力じゃ折れるよ?
如何しろと?
(大丈夫だ!・・・私にいい案が有る)
おお!名参謀アリス君!忌憚なくその意見を聞かせてくれたまえ!!
(ふっ、その名も・・・
”折られるよりも先に折れ!”・・・どうだ?)
却下、出来れば無理無いわ
(人の意見を無碍にした!?)
煩い、目には目を、無碍には無碍を、だ
(大体その剣は折れないと言っているだろう)
確証がねえんだろ!?分かってるさ!
(有ると言えば有るのだが・・・まあいいか)
有るのかよ!教えろよ!
(お前にはまだ早い!・・・ところで、犬は好きか?)
なんでいきなり話題変更!?
まあ・・・猫の方がどちらかと言えば好きだな
(何!?犬のあの可愛らしさが分からんのか!?)
あん?確かに犬も可愛いが・・・やっぱ猫だろ
(貴様!裏切るのか!?)
知るか!俺は元から猫派だ!
(犬には肉球も有るのだぞ!?)
猫にだってあるわ!その位!
(ええい、猫なんて・・・引き籠りだろうが!)
犬なんて・・・散歩好きなだけだろ!
(何おぅ!?)
何だ?!
「正一郎、何一人で百面相してるんだ?)
「弛んだ顔したかと思ったらくわっとした顔になったり・・・如何したの?」
・・・ええい、ここは引き分けという事にしてくれる
(仕方ない、私も忙しいしな)
だが次の機会には・・・
(ああ、決着を付けてくれる)
そして今この燃える闘争心をぶつける相手は・・・!
「正一?いきなり私を指さしてどうした?」
「ん、なんかやらなきゃいけない気がした」
「まあいいが・・・あ、そういやお前次試合だぞ」
良し、相手も発見
イケる、今の俺なら何物をも超越できる!
そして俺は席を立ち、門の方へと近づいて行く
いやあ・・・記念すべき?八十話目はこれか
ア「正しくこの物語の在り方を示しているだろう?」
・・・如何言う事かな?
ア「グダグダ」
ハッキリ言うな!!
ア「まあ締めるべき所では締めような?」
・・・善処いたします
さあ!次回予告!
ア「おうよ!
次回!正一郎対若い騎士
まあ、期待しないで待っててくれ」
(注、予告と本物の次回は内容が多少変わる場合があ―――――
え?ストック?何それ食べられる?