寂しがり屋のお節介
いやあ・・・そろそろ受験ですね?
HAHAHAHA!勉強?何それおいしいの?
ヒャッハー!全然してないZE☆
ま、頑張りますかね
―――――――ラスティ視点――――
称賛を十分に浴びた後、ケインが元来た門から控室に戻っていく
そして僕は驚いていた
ケインがあんな方法で試合に勝つなんて・・・
”ケイン、君って頭脳戦みたいな高度な事も出来たんだね”
ふとそう思ってしまった
・・・いや、ケインの頭を悪いと思ってたわけじゃなくて!
うーん・・・ケインってなんていうか、全部力押しで突破しそうなんだよね
そしてその後高笑いするケインの姿が一番に思い浮かぶんだよね
「ねえ、正一く・・・」
あ、いないんだっけ
ケ―――ってさっきまでそこで戦ってたよね
う~ん・・・何が悲しくて一人で試合を見なきゃいけないのか・・・
いや、寂しくてか
二人に負けろ、とは言わないから誰か一緒に見てくれる人が欲しいよね
そんな事を考えていると近くから聞き覚えのある声が聞こえる
「凄いですー、筋肉だけでは無かったんですねー」
「ちょっと!ルシア!流石に失礼だから!」
その声の来た方向を向いてみる
そこには・・・ルシアさんとジェシカさんが居た
二人とも入口の近くで立ち見をしている
・・・座れなくなるのは痛いけど、寂しいのはもっと辛いかな?
席を失ってでも楽しく次からの試合を見るか
それとも席に座って寂しさと戦いながら見るか
・・・うん、前者だね
二人に近付く
「ん?ラスティ、如何したの?」
先に気が付いて話しかけてきてくれたのはジェシカさんだった
「もしかしてー寂しくなったんですかー?」
僕が答える間もなくルシアさんが図星を突く
「うん、そうなんだけど一緒に見てくれる?」
・・・少し傷ついたのは秘密だよ?
僕ってそんなに感情が顔にでも出るのかなあ?
「いいよー」
「いいですよー」
二人とも快諾してくれた
「良かった、これで寂しさから解放されるよ」
「まあ、一緒に見る人は多い方がいいもんね」
そうだよね、やっぱり見るのは大人数の方がいいよね
うん、我慢すると鬱憤もたまるしね
「おい、貴様」
そんな事を考えている最中に見知らぬ人から声を掛けられる
その人は顔に斜めに赤い線があった
・・・あ、この人さっきの試合に負けた人かな?
顔だし、赤いし、線だし
名前は確か・・・リーアム?
そう考えていると彼はまた口を開く
「席が欲しい、空いている所を知らないか?
今来たばかりなのだが立ってみるのも面倒なのでな」
「う~ん・・・空いてる席は無いんじゃない?」
この混みようだしね
「む・・・空いていないのならば仕方ない
誰かに席を空けてもらうとしよう」
そう言うと彼は歩きだそうとする
この人、一人で見るのが寂しくないのかなあ?
・・・いや、寂しくない人なんていないよね
きっと無理をしてるんだ、僕たちに迷惑をかけないように!
そんな人、放っておけないね!引きとめてあげなきゃ!
「まあ待ってよ、一緒に見ない?次の次の試合には僕の友達の正一郎君も出るよ?」
うん、きっと一緒に見る口実が欲しかったんだよね?
「何?貴様、奴と知り合いなのか?
ちょうどいい、話を聞かせろ
奴と戦うつもりだったのにまさか一回戦で負ける事になるとは予想外だったからな
次の機会・・・ふむ、団体戦で勝って見せる!
そうなると今度は参加者を探さねばな・・・」
そう言って彼は考え込む
予想道理喰いついて来てくれた
そんな事を考えるラスティは”超”の付くほどお節介焼きで有った
そして、勘違いに気づいていなかった
HAY!作者と
ケ「ケインだ」
ル「二人合わせてー?」
作・ケ「熱血兄弟!」
ル「楽しそうですねー?」
作・ケ「まあな!!」
ケ「さて、今回ので疲れたから交代したいんだが」
おう、次はだれに渡すよ
ケ「なるべく男・・・奴か」
奴だな、@、アレックスに権利譲渡だ
@「イエス、ボス」
ル「面白そうなこと話してますねー?」
って――――・・・!ル、ルルル、ルシア!?
何故ここが!?
ル「さっきからいましたよー?」
おい!鍵はちゃんと掛けたのか!?
ケ「掛けた!絶対掛けた!」
じゃあなんで今ここに居るんだよ!
ケ「知るか!!」
ル「相談は終わりましたー?」
まだ!タイム!
ケ「そうだ!ロスタイム!」
ル「むー・・・では何で渡すのが私じゃないんですー?」
いや、別に物語がプロットから外れるとか(注、既にかなり外れています
考えてはいないぞ!?
ケ「そうそう!ホントホント!!」
「んー・・・成敗ー!」
ぐはっ!何故俺・・・
☆
ア「あ?俺?」
@「アア、イツマデ耐エラレルカ見モノダナ?」
ア「ふっ、任せやがれ!本編では負けたが・・・俺が最速だ!」
@「次回予告」
ア「おうよ!次の話は・・・まあ、期待してろ」
@「・・・ストックガ切レタカ、遂ニ」
ア「・・・却下だ、もう何だか色々と」
@「一時期ハ十個位ハアッタノニナ」
ア「ええい!あいつ等だから俺にそんな役割を渡しやがったのか!?
もういい!次回予告!
正一郎の暇つぶし!
次回!退屈な時間
まあ、期待しないで待っててくれ」