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”聖騎士”

ケイコク


今回の話は新キャラのセリフに飽きたら


次のセリフに飛ぶ事をお奨めします

「貴様が竹中正一郎とやらだな?」


選手控室で話している時、不意に声を掛けられる


顔をあげて見ると・・・さっきの”聖騎士”がいた


今まで話していたケインが耳打ちしてくれる


{正一郎、厄介な奴に目ぇ付けられたな

こいつの自慢話は長いぞ~}


それだけ言うとケインは席を立ち、ラスティの横まで移動する


・・・この薄情者め!


「ああ、そうだけど?」


仕方が無いので俺も話を聞くだけ聞いてやることにした


そうするとそいつは話しだす


「智勇兼備の将と聞いた

今回の大会、決勝で戦う事が出来ないのが残念だ

ふむ、確かに貴様よりも私の方が強く、賢いかもしれん

だが、私の国を思う心は山よりも高く、海よりも深く、鉱石よりも硬い!

そもそも大会とは国を思う心で戦うからして私が貴様に負けることなどあり得ない

そこの所を良く覚えておくがいい!

そもそも私と陛下の出会いはだな――――――


・・・話が長い!!


いや、覚悟はしてたけれどもさ!


こいつの舌は化け物か!?


ここまでのマシンガントークは始めて見たよ、聞いたよ!


しかも面倒臭い!


語り入ってから自己陶酔してるし、何より話が長い


なるほど、ケインが長いと言っていたのもよく分かる


適当に聞き流しとこ


(そんな事ならば私の愚痴でも聞くがいい)


・・・ま、暇つぶしにはなるか、聞いてやんよ


(ああ、先ずだな今日もまたロキの奴が――――――





「であり、私の家系は先々々代から仕えているのだ

その信頼の証ともなっているのが先々代のゴブリン百匹討伐でな

私としてもとても鼻が高い訳だが―――――――


「ほうほう」


「そして私も先々代に次ぐ強さを持つと言われていてだな

私の代で再び近辺のゴブリンを一掃しようかと考えていたのだが・・・

何分、突然ゴブリンの数が少なくなってしまってな

一体誰が倒したのだか・・・

ん?その顔は信じていないな?

よかろう!私が強いという事を証明してやろう

精々首を洗って待っているのだな!」


(でだ!私はこう言ってやったんだよ!

”ロキ!貴様がこう言う事をするのならばヘルに言いつけるぞ!”

とな。そしたらロキは大慌てで私に止めてと泣きついてきたんだよ

悪戯の神も、自分の娘には勝てないんだ)


「っははは!なるほどな!」


「む!何がおかしい所が有った!」


・・・あ、”聖騎士”が話してたんだっけ?


途中からアリスの愚痴の方が面白かったんで忘れてた


「悪い、聞いてなかった」


そういうと”聖騎士”は顔を赤くし


「何!?今笑っていたではないか!

そうか!それらは私に対する宣戦布告だな?!

いいだろう!受け取ってやる!

そもそも我がレアル家の家訓はだな

”売られた決闘は絶対に買え!”

だ。それを知って挑んできたのならば潔いが私に勝てると―――――


ゴーン


外で鐘が鳴るような音がする


「む!開始の合図か!

だがな!覚えておけ!私はきっと貴様に勝って見せるぞ!

貴様に勝って私の忠誠心を陛下に示して見せるのだ!

いいな!きっとだぞ!!」


それだけ言うと”聖騎士”は外へと駆けていく


(面倒な奴だったな)


・・・だな


そして俺もそれに着いて行く


正「・・・・・・」


・・・・いや、言いたい事はなんとなくわかるぞ


こんな事で分けるな、といいたいんだろう?


だがな?忠義に熱い×話が長いが出会った瞬間こいつのキャラは壊れ始めたんだ!


元々はいい子だったんだ!


正「・・・・・・・」


ってことでレギュラー化ね


正「はあ!?唯でさえ長い話を聞かされるこっちの身にも―――――」


大丈夫!・・・多分?


正「大体お前は―――――


はい!次回予告!


(始まる本戦!

血沸き肉踊る戦い!

次回!第一回戦!

活目して待て!)


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