潜入した人その二
結構組名が送られてきましたね
ありがとうございます
この分なら第二回人気投票の計画も・・・クックックッ
Q、結局第一回は何票集まったんだ?
A、一票です
レッツゴー、本編・・・
―――――――――アレックス視点――――――
「これより予選の決勝戦を始める!両者、構え!」
俺の目の前に居る若そうな騎士が構える
「始め!」
「やああああああ!!」
フォン
開始早々騎士が、持ってるレイピアでこちらを突いてくる
いや、正直危け・・・危なっ!
気を抜いた瞬間に目の前まで剣先が迫って来る
俺はそれを横に避ける
刃は殺してあるとはいえ、当たればかなり痛いだろう
”加速”系の魔法で攻撃すれば簡単に倒せるかもしれない
だが・・・あれは結構魔力消費が大きく
保有する魔力が少ないアレックスにとっては日に何度も使えない技である
しかも、この先にもまだ本戦が残っている
こんな所で無駄に体力と魔力は使ってはいられない
「冗談じゃねえよ・・・」
アレックスは呟く
その間にも若いこの騎士はどんどん突いてくる
・・・俺も若いけどな
だが持久戦となると面倒だ
一気に――――潰す!
失った魔力は薬とかで回復する
だから今は・・・こいつを倒す事に全力を尽くす!!
「”加速・全体”!」
途端、騎士の動きが遅く見える
その中でも俺は普通の速度で動く事が出来る
これのやり方は簡単
魔力を体全体に張り巡らす
それだけだ
ま、俺の属性が珍しいってことも有るんだけどな
一気に回り込む
こちらを見た騎士の目が白黒する
貰った
手刀を首辺りを狙って打ちこむ
「な――――
そのまま騎士が倒れる
完璧に倒れたのを確認し、俺は魔法を解く
審判が旗を揚げる
「勝者!アレックス!」
・・・って、ここで負けても別に本戦には出れたのか
・・・失敗した
表彰台で賞状をもらう
ついでに、本戦会場の位置と開始時間を教えて貰う
・・・一時から?
今は・・・十二時
時間がねえ!?
俺はそのまま本戦会場に向けて走る
・・・間にあったか!
後は薬、薬・・・
店発見!!
店内に駆け込む
「いらっしゃいませー」
店員がお決まりの言葉を言う
「回復系の薬を探してるんだ!大至急!!」
「ありますよ、体力、魔力、どちらのですか?」
「魔力回復薬で頼む」
「はい、一本千ネムとなります」
・・・へ?
ちょい待て?俺の耳になんか恐ろしい単語が・・・
「もっかい言ってくれ」
「一本千ネムです」
・・・聞き間違いではないようだ
「手前!足元見てんじゃねえぞ!一本千ネムだと!?
どんだけ大金だと思ってんだ!?」
俺は怒りを隠さずに言う
畜生!それは月給二千ネムの俺に対する当てつけか!?
「別に足元なんて見てませんよ
値段に文句があるなら買わなきゃいいだけじゃないですか」
それに対して店員が冷静に言う
「はあ!?ここじゃなきゃ大会で使ったらいけねえんだろ!」
買った純正品しか本戦では使ってはいけない
それを知っているからここの店員はこんな暴利を吹っ掛けられるのだろう
「そうですよ?だからどうしたんです?」
「ここで買わなきゃ使えねえだろうが!!」
「ええ、そうですね」
そんな俺の言葉にも冷静に対応する店員
・・・駄目だ、本戦が始まるまで時間がねえってのに
「わーったよ!じゃあこれで頼む!」
そう言って閣下から預って来た金を全て叩きつける
「お客さん、エリクサーを何本所望で?」
店員が冷静に言う
「エリクサーは3本、・・・後、そこの手ぬぐいもくれ」
「どうも、三千三百ネムとなります」
袋から言われた金額を取り出し、渡す
「確かに三千三百ネム有りますね、どうぞ」
店員は俺に品物を渡す
俺はエリクサーを飲み、手ぬぐいを顔に巻いてから開会式に走る
その時、後ろから声がした
「またのご来店を~」
絶対に来るものか!!
イエス!今の俺達に不可能は・・・
作・正「無い!!」
(のっけからテンションの高い二人よ、如何した?)
おうおう、聞いてくれよアリス
正「なんと!組名を送ってくれる人がいたんだよ!」
(な、なんだってー!!?)
HAHAHA!ここまできたらもう・・・(感極まって泣
正「やったな!俺達も遂に・・・ファンがついたんだよ!(泣」
(それはそれは・・・一体誰のファンなのだろうな?)
ピシッ
何かな?アリス君
作者である俺のファンに決まっているだろう?
正「いや、主人公たる俺に決まってんだろ」
(いやいや、ヒロインの私だよ)
ア「あの、俺は・・・」
作・正・ア「(でしゃばんな新入り!!)」
ア「うぐっ!」
これは・・・近いうちに雌雄を決する必要があるな!
正「いいだろう!誰が一番人気があるのかをだな!」
(読者に決めて貰おうじゃないか!!)
@「ト、イウコトデ急遽決マッタ第二回人気投票!
イツヤルノカハ・・・髪ノミゾ知ル・・・
次回!本戦!
キタイシテロヨ!」