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開会

「ではこれより――――この私、アーノルド=リスティーナが主催の

”王国最強決定大会”を・・・開催する!!」


「おおおーーー!!!」


国王、つまりアーノルドがそう言うと会場に集まっていた民衆がいっせいに騒ぎだす


・・・ってか国王、そんな名前だったんだな


「おう、正一郎。緊張してんのか?」


そう言って後ろから話しかけてくるのはケイン


俺がどこぞの殺し屋だったら撃たれてんぞ?


「な訳ねーだろ、あほか」


ああ、そうは言っても少しなー


「大会独特の空気に呑まれると不利だよ、正一君」


ラスティも言う


ってか何か?ここは人に後ろから話しかけるのが流行ってんのか?


「まあ多少不利でも何とかなんだろ」


少し自信過剰かも知れんがな


「まあ心配はしてねーけどよ、まさか予選勝ちぬいた奴なんかに負けるなよ?」


そう、俺の一回戦の相手はまだ決まっていない


というか、予選が終わるまでは決まらない


運がいいのか悪いのか、俺は一回戦の相手が予選枠の選手だ


俺が本戦に出ないのには理由がある


騎士は本戦から、一般人は予選から


そんな決まりがあるからだ


つまり、予選枠は有志の人による物だということ


確か三人までだっけか


で、参加人数は・・・数百人単位


つー事は、かなり疲弊しているはずだが、喜ぶとこなのか?ここは


「ケイン、予選視ていく?」


「いや、別に見なくてもいいだろ

まあ、序盤とかは普通に喧嘩と変わりないだろうしな」


「なら本戦会場で待ってよっか、正一君」


「ああ、いいぞ」


そう言って俺達は本戦会場に向かって行った





そして何故か俺は――――


「らっしゃい!お・・・兄ちゃん!久しぶり!!」


「おっちゃん!奇遇だな!」


何の因果か、露店市に着いて直におっちゃんに会いました


「兄ちゃん、あの石は役に立ってるかい?」


「ああ、立ってる」


むしろこれは宿命か?そうなのか?


(・・・随分とくだらない宿命だな)


「そうかい!そりゃあ良かった!・・・・で、あの美人さんとの進展は?」


そう言っておっちゃんはうりうりと肘を突きだしてくる


美人さん?・・・あんときに居たのって―――――ジェシカさんか


「ははは、俺の彼女じゃないんだよ、残念ながら」


「お、なんだい、違ったのかい。悪いね」


「悪く無いぞ?

むしろこんな勘違いが生まれて嬉しいというかなんというか」


「ん?狙ってるのかい?」


「むしろあんな美人を狙わない男がいたらそいつは男じゃないだろ」


俺はおっちゃんに同意を求める


「だはは!違いない!!」


おっちゃんも地面を叩きながら大笑いし、同意する


「正一郎、先行ってんぞ?」


「ん?ああいいぞ」


そう言うとケインとラスティは人ごみの中に入って行く


「・・・で、ここからは仕事の話なんだがな?」


ひとしきり笑った後におっちゃん真剣な顔になって話しだす


「ああ、なんか掘り出し物が有るのか?」


俺は期待を込めて聞く


「無い!だははははは!!」


ズテッ


そんな音と共に倒れる俺、それを見て更に馬鹿笑いするおっちゃん


結構、いや、かなり変な光景に見えている事だろう


・・・・ま、いいか


「んじゃおっちゃん、俺も行かねえと」


「おう!また来いよ!」


「またって・・・今日までじゃないのか?」


「そうだった!だははははは!」


そう言ってまた笑いだすおっちゃん


平和だなー、とか考えながら俺は会場に向かう


HAI!作者だy――――――


@「ソシテ助手の作者@ダ!」


助手なら俺の言葉の途中に入って来るんじゃない


@「バカヤロウ、私ハ自由、ダ」


まったく、誰に似たんだかな?このマシーンは


(お前だ、お前)


波「次回予告!

予選が始まる!

その裏でうごめくのはやはり陰謀!

次回!陰謀!

楽しみにしてなさいよ!」


あ、てめ割り込むんじゃ―――――ギャアアアアアア!!


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