敵の策
来ましたね、50話目です
ここまで長かったような短かったような・・・
これからも宜しくお願いしますね
さて、今回の記念なんですが・・・
・・・リク、お待ちしています(結局人任せ
では、始まります
――――――――――アリス視点―――――
「よし、突撃だ!」
急に正一郎がそんな事を言う
「待て、そう言う事は最大限の計算の――――――
「煩い!今の俺に不可能は・・・無い!!」
そう言うと走り出して行ってしまう
慌てて止めて見たが、効果が無かったようだ
煽て過ぎたな
・・・はっきり言って冗談ではないぞ
魔神などとは正面からは向き合いたくない
幸い、ここに居るのは・・・比較的弱い方だな
奥から感じる魔力で判断する
だが、それでもAランクぐらい、か
正直私一人では太刀打ち出来ないだろう
しかし、強い奴ともなればSランクだっている
・・・今回は低かった事を感謝するべきだな
そう思いながらアリスは正一郎を追いかけるのであった
―――――――竹中正一郎視点―――――
「俺は急には止められない!むしろ、止まらない!」
俺はそんな事を早口で言う
何故早口か?それには理由がある
目の前に扉があるからだ
それでも速度を落とさないのでこのままだとぶつかる
だが、俺には一つの自信があった
”勇者補正があればこんな扉なんかは諸共しない”
そんな根拠もない自信が
ゴン!
しかし、無情にも扉にぶち当たった時に負けたのは俺だった
「いっ・・・ってえええええええ!!」
俺は後ろに引っ繰り返りながらそう叫ぶ
馬鹿な!何なんだこの扉は!俺の勇者補正に打ち勝つだと!?
「ええい!冗談ではない!!吹き飛ばせ”光砲”」
どこかの大佐っぽく飛び起きてそう言うと、俺の目の前に光が集まって来る
そして、集まった光は形を変え、大砲のような形になる
「・・・”発射”!!」
ドーーーーーーン
そんな音と共に煙で視界が覆われる
ふっ、お前はいいライバルだったが・・・
俺の道を阻む奴には容赦はしないぜ!
「ドあほう!!」
そんな感じの声と共に現れたアリスに後ろから頭を叩かれる
「痛っ・・・何すんだ!アリス!」
「何すんだ!ではない!ここが何処だか忘れたのか!?」
何処かって・・・ヨトゥンヘイムだろ?覚えてるぞ
「そうじゃない、ここは敵の拠点だ!忘れたのか!」
でもよ、さっきっから何もいないじゃん
「それには理由があるんだろう」
例えば?
「一点に戦力を集中してると・・・・・・か」
最後の方が尻切れトンボになりながらアリスが言いきる
嫌~な予感を感じながら俺も後ろ、つまりはさっきの正面を振り返る
煙が晴れたそこには・・・魔物の大群
「・・・二名様ご案内?」
「・・・・・の様だな」
大広間みたいな所に魔物が・・・まあ一杯いる
それこそ計算しようと思ったら一日かかるぐらいの量が
種類も・・・ゴブリンからワイバーンまで、多様だ
・・・やばい?これ
(・・・だな)
声を立てて刺激しないようにする
・・・いや、意味が無かった
ドアが開いた(壊された)時からもうこっちに視線は向いていたのだから
・・・ゲームオーバー?
(まあ、逆転の好機位どこにでもある・・・筈だ)
「「「「「「グロオオオオオオオオオ」」」」」」
一斉に奴らが叫びだす
(それともおとなしくここで死ぬか?)
勿論そんな選択肢は却下だ
(・・・だろうな)
そう言って俺とアリスは剣を構える
無数の魔物に向かって
おや、何時の間にかシリアスになっている
正「俺の日常!・・・もとい、小休止は何処!?」
途中まではコメディー風に書くつもりだったんだがなあ
正「シリアスを入れるな、書くな、登場させるな」
HAHAHA!全部おんなじ意味だぞ?
ま、却下だ
正「何故だ!?」
俺は自由だからな
正「裏切り者おオオおおおお!!」
ロキ「次回予告、だぞ
二人は無数の魔物をどう倒す?
現れる魔神!そいつの名は!?
次回!現れるは魔神!
期待してろヨ」